10月6日、本学初となるイラン・イスラム共和国(Islamic Republic of Iran)の大学とのMOU(=memorandum of understanding)協定をテヘラン大学と締結しました。協定調印式には、テヘラン大学の学長 Mahmoud Nili Ahmadabadi 博士、イラン・イスラム共和国大使館政治部アタッシェ Koukab Faez 博士が来校し、本学の鎌田総長と固い握手を交わしました。
これまで本学は、イランからの留学生受け入れや研究者との交流の実績を積んできました。また、国内でも随一のイスラーム地域に関する研究を行っているイスラーム地域研究機構(機構長:桜井啓子・国際学術院教授)を有しています。この協定により、両大学は交流をより強固にしていきます。
今回おこなわれた協定調印式の中で、両大学は教育・研究の両面で、具体的な連携を進めていくことで合意しました。
本協定について、鎌田総長は、「これまでイランと日本は長い交流があった。今回の調印は早稲田大学がイランとの大学間で結ぶ初の協定となり、大変喜ばしいことである。この協定のもと、両校の教育・研究の具体的な交流を行っていきたい」と述べました。
また、テヘラン大学学長 Mahmoud Nili Ahmadabadi 博士は、「4年間東北大学に留学した経験があり、日本の文化・科学技術の素晴らしさについてよく理解している。昨日、イランの Mohammad Farhadi 科学技術大臣と、日本の下村文部科学大臣が京都で会談し、両国間の教育・学術面での協力協定に調印している。このようなタイミングで早稲田大学との協定が結べることは大変嬉しく思う」と述べられました。

写真:大隈会館にて執り行われたMOU協定締結

写真:固い握手を交わす総長と学長
早稲田大学では、海外の教育・研究機関との人材交流、研究交流を発展させるために、世界各国の大学等と学術交流協定を締結しています。また、世界の大学の加盟するコンソーシアム等への参加により、多大学間での交流を推進しています。