学部学生を対象に行われている早稲田らしいビジネス教育の一部をご紹介します。
創造理工学部経営システム工学科
技術を事業につなげるマネジメント力を持った理系人財の育成を
社会インフラや生活、産業、ビジネス活動がグローバル化する中で、社会システムがスムーズに機能するにはマネジメントの技術、すなわち経営システム工学が不可欠です。1935 年の工業経営分科から歴史を引き継ぐ経営システム工学科は、産業や企業の効率的運用への寄与を目的としています。
技術は事業につなげてこそ社会に貢献できると考えています。学生たちが将来企業に就職し、管理職として活躍する際に、経営システム工学への造詣の深さで大きな差がつくでしょう。当学科では、効率よく質の高い製品やサービスをつくり出す「生産システム」、企業経営の分析評価と戦略立案を目指す「経営管理システム」、経営数理技法の開発やコンピュータの効果的な活用を図る「数理情報システム」の3つの技術を習得するために、体験型実験・演習教育を導入しています。これまでに各大学で教鞭をとる教員や産業界のリーダー人財を含む10,000名超のOB・OGを輩出してきました。
国際規模の社会的ニーズに応える高度な即戦力型人財育成が求められる今、日本のマネジメント技術の国際展開は不可欠です。医療・介護、行政などのサービス機能やイノベーション、災害復旧など、異業種・異分野にも“カイゼン”の技術が活用されることを踏まえ、一層のカリキュラム充実を図ってまいります。
経営システム工学入門実験A
具体的課題に触れることで、経営システム工学の概要と、現実の問題解決にどう役立つかを理解することが目的。
- レポートのまとめ方:交渉ゲームを用いたデータの分析・整理法
- 経済性計算:経営分析の基礎、損益分岐点分析、統計的データ分析法
- ロジスティクスの実習:一班8名で実施する生産在庫ゲーム など
その他の演習・実験授業の一例
- オペレーションズ・リサーチ演習
- 生産システム工学実験
- プロフィットマネジメント
- メソッド・エンジニアリング演習
- 経営システム工学実践演習