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学生を支える図書館スタッフ(1)
特集:図書館での学び、叡智との出会い
Wed 07 May 25
特集:図書館での学び、叡智との出会い
Wed 07 May 25
学院生としての視点と経験を後輩たちの学びに役立てたい
中央図書館のLAとして勤務し学部生の学びをサポートする
ラーニング・アシスタント 笠原碧さん(大学院教育学研究科1年)

撮影=早稲田キャンパス 中央図書館LAデスク
中央図書館、理工学生読書室、所沢図書館には、大学院生が学部生の相談を受け付けるLA(ラーニング・アシスタント)デスクが設置されています。私は中央図書館のLAとして勤務し、学習支援や図書館の利用案内に当たっています。
LAへの相談内容は原則自由ですが、レポート執筆の相談が多いです。参考文献の探し方、資料の読解方法に悩む学生に対し、マンツーマンの指導で解決に導きます。また、専門図書が所蔵される地下の研究書庫の活用法、コピー機の使い方など、図書館の基本的な利用方法の相談も受け付けています。中央図書館のLAデスクは、ラーニング・コモンズに近接しているため、学習中に気軽に相談できることが特徴です。LAデスクは8名の大学院生がローテーションで勤務しているため、それぞれの専門領域に合ったアドバイスも受けられます。
私自身は教育学が専門で、生涯学習や社会人教育を研究しています。学びがキャリアに与える影響にアプローチしていたことから、図書館という環境にも関心を抱きました。また、私は学部時代がコロナ禍と重なり、身近に相談できる先輩が限られていました。“気軽に話せる先輩”として活用してほしいという思いが強く、相談者の不安げな表情が晴れる瞬間に、やりがいを感じます。学問の基礎的な方法論を身に付けた大学院生ならではの等身大視点でのサポートによって、今後も学生の学びを最大化できるよう、LAとして貢献していきたいです。