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自分のルーツと将来がつながった2か月間 IDB Groupインターンシップ体験記

  • #国際課

Fri 28 Aug 26

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Fri 28 Aug 26

米州開発銀行(Inter-American Development Bank: IDB Group)は、中南米およびカリブ海地域の開発途上加盟国の経済・社会開発の促進を目的とする国際開発金融機関です。
早稲田大学は2018年にIDB Groupと大学間協定を締結し、これまでに12名の学生をインターンとして派遣してきました。本インターンシップ・プログラムは、学生が国際機関において世界的に活躍できる能力や専門性を身につける機会を提供するとともに、米国ワシントンD.C.にあるIDB Group本部での実務経験を通じて、国際的な視野とグローバルリーダーシップを養うことを目的としています。
今回は、2026年IDB Group冬季インターンシップに参加された舘さんに、応募の経緯や業務内容、現地で得た経験についてお話を伺いました。

幼少期を過ごした中南米への思いが、IDB Groupインターンへの第一歩に

幼少期にブラジルとベネズエラで計7年間を過ごした経験から、中南米地域に親近感を抱いていました。多文化環境で育ったこともあり、国際機関で働くことに関心を持つようになり、米州開発銀行(IDB Group)のインターンシップに応募しました。

「あなたはどう思う?」――インターンにも主体性が求められる環境

インターンシップ中はIDB LabのEcosystem Building and Acceleration チームに所属し、新規事業の企画書作成補助(背景調査、課題管理、ロジックモデルの草案など)やプロジェクトの計画書・コンセプトペーパーの作成、関係機関(NGO、医療機関、スタートアップ支援組織)に関する情報収集・整理などを行っていました。

インターン生としてただそこにいるだけではなく、常に業務に対して積極的に参加することが求められており、ミーティング時には「あなたはどう思う?」「他にアイデアはある?」と意見を求められることが多くありました。
そのため、常に資料を読み込んだうえで自分なりの視点を出す必要がありましたが、こういった経験を通してものごとの要点をまとめて伝える力を身につけられたと感じています。

IDB Labオフィスフロア内の休憩エリア

 

学生からプレゼンターへ――組織を代表して発信する経験

現地の大学で実施された講習会で、IDB Labの取り組みを紹介するセッションに登壇しました。担当部分のスライド作成と、当日話す内容についても任され、「組織の一員」として外部にメッセージを届ける役割を経験できました。日本人職員の方がメンターとしてついてくださり、仕事面だけでなく生活面でもサポートを受けることができたため、安心してインターンシップに取り組むことができました。

プレゼンテーションを行う舘さん

 

多様な価値観との出会いにあふれたワシントンD.C.での日々

インターン中はカトリック系の女子寮に滞在していました。他のインターン生や寮の友人を含め、多国籍で様々なバックグラウンドを持つ人がおり、職場でも寮でも常に刺激的な生活を送ることが出来ました。週末には博物館や美術館を巡り、歴史や文化を学ぶ機会もありました。
IDB Group職員や他のインターン生とランチやコーヒータイムを共に過ごし、国際機関で働くことやこれからの進路や価値観について語り合う中で、自分の視野も自ずと広がっていったと感じています。

インターン生同士の交流も、大きな学びの一つ

国際協力は一方的な支援ではない――現地パートナーと共に課題解決を目指す

インターンを通じて自分のルーツ(ブラジル・ベネズエラ)と、今の学び・キャリアが一本の線で繋がった感覚があり、「国際機関で働く」という夢が、抽象的な憧れから現実的なキャリアパスへと変化しました。

2か月間のインターンという機会でも、しっかりと準備すれば業務や職場の議論に貢献できることを実感し、「立場に遠慮しすぎない」姿勢が身についただけでなく、開発や社会課題は「国際機関が一方的に支援するもの」ではなく、現地のパートナーと一緒に取り組むものだと実感することができました。

また、もともとマクロ経済に苦手意識があり、国際機関=国家規模・地域規模のマクロ政策というイメージを抱いていたことから自分に国際機関は向いていないのではと感じていましたが、IDB Labでの多くのコミュニティ単位・NGO単位の小規模プロジェクトへの関わりを通して、ミクロの視点で捉えることも重要であることを実感することができました。これにより、国際機関=大規模な政策を扱う組織ではないことに気がつくことができただけでなく、早稲田大学で学んだミクロの視点(行動・インセンティブ・戦略等)は、、実務における「小さな単位の変化が大きな政策につながる」という気づきや発見にもつながったと感じています。

IDB Labでの経験を通じて、ミクロの視点の積み重ねがマクロの政策につながる構造が見え、苦手意識のあった分野にも再挑戦したいと思えるようになったことは、自分自身の大きな変化だと実感しています。

冬季インターンシップ参加者とIDB Group総裁との集合写真

IDB Groupでの経験を、将来のキャリアにつなげるために

今回の経験を活かし、開発経済・公共政策など、IDB Labで触れたテーマをさらに深く学ぶこと、 ラテンアメリカに関する研究やプロジェクトに継続的に関わる機会を探したいと考えています。
また、スペイン語とフランス語を実務で活用できるレベルまで引き上げ、将来は国際機関や開発金融機関において、イノベーションと社会課題の解決をつなぐ仕事に携わることが目標です。

「迷っているなら挑戦してほしい」――後輩へのメッセージ

国際機関のインターンは「特別な人だけのもの」ではなく、準備と勇気があれば手が届く機会だと思います。現場に飛び込み、「インターンだから」と遠慮しすぎず、準備をして自分の意見を出してみることをおすすめします。もし迷っているなら、ぜひ一歩踏み出して応募してみてください。

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PROFILE

舘 夕凪(タチ ユウナ)

政治経済学部所属。2026年にIDB Group 冬季インターンシップに参加。

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