2023年度卒業設計 稲門建築会賞
都市の日常には様々な速度の時間が流れている。
複雑に絡み合う3本の鉄道の瞬間的な時間、神田川の水の流れのようなゆったりとした時間、都市で暮らす人の時間、旅をする人の時間、そして、御茶ノ水という土地に流れる長い記憶の時間。
多様な時間を生きる人々の視点に映る風景の中のリズムを集めて、柱や開口、動線といった建築のエレメントに翻訳し、重層させることで、建築として再構成した。
せわしなく過ぎていく日常の中で、人と人が本というメディアを介してゆっくりと、深くつながることができるように、図書館と居住空間が一体となった新しい都市生活を提案する。また、総武線が上空で交差する敷地の東側には、船着場と待合所であるカフェも併設する。
神田川を一体にした都市生活を提案することで、都市の中の文化的景観の形成を試みる。











