3年次/デザインスタジオ第2課題
M-unit / Urban village
「黄金町ライブラリー」新井すみか、柴﨑幸苗、中島美々
「群像」井上裕基、山田佳奈、横田圭祐
横浜市中区黄金町/末吉町周辺は、戦後はバラック郡が立ち並び、スラム化していた地域であった。近年、地域住民が、行政・警察・大学等と連携しながら行っている安全・安心のまちづくり活動のおかげで改善されつつある。ただ、まだまだ改善すべき課題があり、様々な人種の方や夜間に仕事をする方々が多いなか一般的な住まい(集合住宅)では対応しきれない問題を持つ地域でもあるともいえる。今回の課題では、この地域に「街に開かれた超低所得者向けシェアハウス」を計画することで、昔の農村や漁村のように人々が支え合って暮らし、かつ、都市中心部の利便性や界隈性をプラスにいかせるような今までにないライフスタイルを提案することを期待する。
W-unit / Dormitory as Micropolis
「空を切りとる – Hanging a Dormitory -」望月美砂、神田裕子
敷地に近い大学、専門学校、短大の学生(単身者)が、学生らしい秩序によって生活する「学生寮」を設計し、併せて八幡坂から大学キャンパスへのアプローチ空間として、様々なアクティビティを喚起する「〝外〟空間」を計画する。〝外〟空間に付帯し近隣地域の人々に開かれた「公共施設」を各自提案すること。敷地はゆったりとした勾配を持つ八幡坂(早稲田通り)に面している。敷地と豊かな周辺地域のコンテクストを読み込み、学生や地域住民がこの多義的で魅力的な敷地を十分に味わうことのできる新たな複合施設の提案を期待する。