学校法人早稲田大学と康師傅グループ
カーボンニュートラルに資する寄付チェア設置の契約を締結
早稲田大学は、長年にわたり本学の教育研究事業に対して多大なご支援をいただき、大学の発展に大きな貢献をされた康師傅グループの魏 宏名(ギ コウメイ)会長に対し、感謝の意をあらわし、2023年7月27日(木)に「早稲田大学魏宏名会長 名誉校董授与式」を執り行い、本学初の名誉校董(めいよこうとう)※の名称を贈呈しました。

田中総長が魏宏名会長に名誉校董証書を授与
また、その際に「カーボンニュートラルに資する寄付チェア設置の契約」(以下、寄付チェア契約)を締結しました。

寄付チェア契約書に署名
寄付チェア制度は、寄付金を原資に基金を設置し、基金の果実をもって「専任」教員を新たに雇用することで、定年までの「永続」雇用が可能となる国内大学ではまだ新しい試みとなります。またこの取り組みは早稲田大学が国際卓越研究大学に資する革新的な取り組みの一つとなります。
本寄付チェア制度により、通常の寄付以上に持続的な関係性の構築が可能になっています。具体的には、寄付チェア契約の枠組みのもと、早稲田大学カーボンニュートラル社会研究教育センターに寄付チェア教員を配置し、この教員が中心となりカーボンニュートラルに資する研究を推進します。これらの取り組みを通じて得られた成果は、両者のネットワークを活用しながら、地域・社会全体への適用拡大を図り、2050年カーボンニュートラル社会の実現に向け、同分野のさらなる研究力向上と人材育成の強化を目指します。