2030年代までに、電⼒使⽤による温室効果ガスの排出量(Scope2)ゼロの達成を⽬指します。ガス使⽤による温室効果ガス(Scope1)については、低炭素排出ガスの利⽤に切替え、極限まで脱炭素化を図り、最終的にはカーボンオフセットによってカーボンニュートラルを達成することを⽬指します。
キャンパスを積極的に活⽤し、太陽光発電をはじめとした再⽣可能エネルギーの創出や⼤学⾞両のEV化などによって、カーボンニュートラル達成に向けた意識喚起・啓発に繋げます。
早稲⽥⼤学が自ら排出している温室効果ガスであるScope1、Scope2以外の事業者の活動に関連する他社の温室効果ガスの排出量(Scope3)を環境省・経済産業省の基本ガイドラインに基づき分析し、影響の大きなカテゴリーにおいて、その低減に向けた施策を提案します。
⼤学資産のLCAや出張・通勤の移動、廃棄物処理に伴うCO2排出量等を基に、大学の特性に適合したScope3の算定方法について検討します。
早稲⽥⼤学では、サステイナブルな省エネルギーを⽬指しています。誰もが快適な空間で過ごせることと省エネルギーを両⽴させ、2032年度までに、ZEB化促進によって、使⽤エネルギー(Scope1,2)を20%以上削減します(2013年度⽐)。また、エネルギー利⽤を建物ごとに⾒える化し、教職員・学⽣の⾏動変容に繋いでいきます。
キャンパス内建物において、各種設備機器の運転データ収集およびBEMSの導⼊を積極的に検討し、運⽤における省エネルギーを図ります。新築建物については、上記に加え、積極的な省エネルギー⼿法の導⼊を図ります。
プラスチックやフードロス、落ち葉などの有機系廃棄物など、資源循環リサイクルのプロセスを検討し、実⾏していきます。また、教職員・学生を対象として資源循環についての啓発活動を行います。
プラスチックリサイクルの⼀環として、廃プラ・ペットボトルを2030年度までに40%削減します。企業や自治体との連携のもと、資源循環プロジェクトを展開します。
エンダウメント資⾦運⽤について、国連責任投資原則(※)に署名した運⽤会社のみに委託を⾏うことにより、ESGに⼗分に配慮した投資を通じて間接的に世界の温室効果ガス排出の削減に貢献します。
※国連責任投資原則は、国際連合が2005年に公表した、加盟する機関投資家等が投資を通じて、環境問題(Environment)や社会問題(Social)、企業統治(Governance)について責任を全うするための6つの原則。この原則に署名することによりその意思決定プロセスにESG問題を可能な限り反映させることをコミットすることになる。
インターナルカーボンプライシングの導⼊について先⾏企業の事例を調査し、⼤学に導⼊した場合の模擬検証を⾏います。
2022.04 令和4年4月 |
早稲田キャンパス、戸山キャンパス、西早稲田キャンパスにおいてカーボンニュートラル都市ガスを導入 所沢キャンパスの使用電力を実質カーボンフリー化 |
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2022.06 令和4年6月 |
電力の見える化サイトをリニューアル。早稲田キャンパス、戸山キャンパス、西早稲田キャンパスの号館毎の電気・ガスの使用量を把握。(公開は電気のみ) |
2022.11 令和4年11月 |
所沢キャンパスにおいてカーボンニュートラル都市ガスを導入。 所沢キャンパスの実質ゼロカーボン化キャンパス達成。 |