「人を育てるキャンパス」
早稲田大学では、次の3つの柱を軸に、創立150周年となる2032年を目標として、カーボンニュートラルを達成します。
早稲田大学では、「人を育てるキャンパス」として、キャンパスそのものが、カーボンニュートラルに貢献する人材を育成するようなキャンパスデザインを目指します。
年間約4~5万トンものCO2を排出する本学にとって、カーボンニュートラルを達成していくことは容易なことではありませんが、キャンパスにおけるカーボンニュートラル達成のスキームをいち早く構築し、広く社会へ還元していくとともに、カーボンニュートラルの意識が醸成された学⽣を⼀⼈でも多く社会に送り出してゆくことが早稲⽥⼤学の使命だと考えています。
キャンパスにおけるカーボンニュートラル達成については、省エネ、創エネ、再生可能エネルギーの利用、その他の取組みを同時併行的に取組み、教職員・学生に留まらず、世界で活躍する約66万人の校友、産業界・自治体の皆様とともに、カーボンニュートラルの達成を実現していきます。
早稲田大学理工学術院教授 田辺新一
GHGプロトコルが規定している温室効果ガスの排出量の類型(Scope1:事業者自らの直接排出量 、Scope2:他社から供給された電気等の使用に伴う間接排出量 、Scope3:事業者の活動に関連するその他の間接排出量 )毎に、本学から排出される温室効果ガスの排出量を把握(Scope3については概算)し、排出量を低減していきます。Scope3については、大学におけるScope3の効率的な算出方法についても検証していきます。
学内の研究者との協働のもと、どのような取組みがカーボンニュートラル達成に向けた行動変容や省エネに効果的であるのか、検証を行い、その成果について、広く社会に還元していきます。
石油資源を初めとして、キャンパス内で使用されている様々な資源の有効活用に取り組みます。企業や自治体、周辺地域の皆様とも連携して、資源循環型社会の構築を目指します。