早稲田大学では2018年度に【卓越大学院:パワー・エネルギー・プロフェッショナル育成プログラム(PEP)】にて5年一貫理工系博士人材育成プログラムを構築し、2022年度には文系・理系の垣根を超えて全学部生が履修可能な学際的全学副専攻「カーボンニュートラルリーダー」を設置しました。
そして、2024年度よりカーボンニュートラル高度専門人材の育成を全学に展開すべく、大学院生(修士・博士課程)向けの「大学院カーボンニュートラル副専攻」として9コースを設置します。文理の枠を越えた修士/博士プログラムとなり、この内、5コースは新規設置となり、所属の研究科を問わずチャレンジすることができる「大学院分野横断型副専攻」として、世界・企業で活躍できる博士人材の輩出を推進します。
産業界で活躍できる主に人文・社会科学系の博士人材を育てることを目指します。
本制度を利用することで①主専攻の補強②主専攻以外の第二の強みの獲得③主専攻を応用・活用する領域の獲得などを可能とし、同時に独自の専門性の開拓を後押しする機会ともなります。大学院全学共通副専攻の修了希望者および修了者には証明書が発行されるため、対外的・社会的にも自分の取り組みを証明することもでき、他研究科の学生と相互に刺激し合うことで広い視野の獲得や人的ネットワークの形成にも役立つというメリットがあります。
本副専攻の内、グローバルエデュケーションセンター設置の5コースは全ての研究科を対象とし、学生は5つのコースの中から1つを選択することができ、どのコースであっても人文科学・社会科学・自然科学の3分野を必ず履修する仕組みとなっております。このように文理融合の教育や実践的な学びの機会を提供し、産業界で広く世界で活躍できる「カーボンニュートラル人材育成」を行うべく、文理の壁のない大学院教育の一元化を実現し、全学の教員(延べ900名以上)が科目を担当します。