早稲⽥⼤学では、⽂系理系問わず、全ての学部学⽣が⾃⾝が所属する学部での学び(主専攻)に加え、もう⼀つの専⾨性と幅広い教養を⾝に着けるべく2007年から全学副専攻制度を始めています。
2022年度より、カーボンニュートラルをテーマとして副専攻「カーボンニュートラルリーダー」を新たに設置しました。⽂系理系を越えた全学部⽣が参加する教育プログラムを展開し、在学中はもちろん卒業後も⽇本全国、世界各国で、またあらゆる業界で世界的な視野でカーボンニュートラルを推進できる⼈材輩出を⽬指しています。
この副専攻では、気候変動に関する国際的動向、カーボンニュートラルに寄与する技術の開発と社会実装、国内外のエネルギー事情など、カーボンニュートラルに直結する知識や情報を修得すると共に、環境経済や環境法令、資源循環など、カーボンニュートラルの根底にある「法律」「経済」「理⼯学」等の環境全般の基礎知識を併せて修得することによって、深度と奥⾏きのある思考⼒を備えたカーボンニュートラルリーダーとなることを到達点としています。
カーボンニュートラルは、あらゆる産官学界、すなわち、⺠間企業、官公庁、教育・研究機関に様々な形で求められており、この副専攻で得られた知識と培った思考は、将来どのような業界で活躍することになっても活かされます。
また、将来、カーボンニュートラルに直接的に関わる機会がなかった場合でも、本副専攻で得られた課題解決に向けた⽂理融合のアプローチの⼿法は、今後⽣きていく中で直⾯する正解が1つではないあらゆる課題解決に活⽤、応⽤できるものとなります。