Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

環境調和型次世代油ガス生産技術の研究(2期目)

Research on Environmentally Friendly, Future Oil and Gas Production Technologies
  • 研究番号:24P10
  • 研究分野:technology
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2024年04月〜2027年03月

代表研究者

古井 健二 教授
FURUI Kenji Professor

創造理工学部 環境資源工学科
Department of Resources and Environmental Engineering

URL:https://w-rdb.waseda.jp/html/100001329_ja.html

研究概要

近年、地球温暖化や気候変動の問題が社会の関心を集めており、国際社会は協調して温室効果ガス排出削減の取り組みを進めている。その一方で、エネルギーの安定供給も喫緊の課題となっている。人口増加と発展途上国の経済成長などにより、世界のエネルギー消費量は今後も増加すると見込まれており、エネルギー価格の高騰やエネルギー格差・貧困も深刻な状況となっている。持続可能な社会システム構築のためには、エネルギー安定供給を確保しつつ、地球温暖化の一因となる恐れのある温室効果ガスの排出抑制が求められている。
本プロジェクトでは、これまで蓄積してきた石油・天然ガス開発・生産技術、数値シミュレーション技術、ジオメカニクスなどの知見を活用し、地下開発技術に関する調査やエネルギー生産効率向上のための技術開発を行うとともに、貯留層流体の漏洩や誘発地震といった安全性・環境対策に関する研究、石油開発技術をメタンハイドレートや地熱資源の開発、二酸化炭素地中貯留や水素地下貯蔵の分野へ応用する研究を実施する。第2期の具体的な研究課題として、以下の4項目が挙げられる。
① 炭酸塩岩貯留層における酸処理ワームホール現象の解明
② ダイバーティングエージェントを用いたき裂内流体流動制御技術の開発
③ 流体の地下圧入・貯留にともなう漏洩及び誘発地震リスク評価手法の構築
④ 坑井安定性解析や地盤沈下、出砂予測のためのジオメカニクスシミュレータの開発
温室効果ガス排出低減とエネルギー安定供給の両面の課題に関わる研究を進めることで、その研究成果を社会に提示し、カーボンニュートラル実現に貢献することを目的としている。

年次報告

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