- プロジェクト研究
- ゼロ・エネルギービルに関する研究(2期目)
ゼロ・エネルギービルに関する研究(2期目)
- Posted
- 2021年4月30日(金)
- 研究番号:21P09
- 研究分野:environment
- 研究種別:プロジェクト研究
- 研究期間:2021年04月〜2024年03月
代表研究者
田邉 新一 教授
TANABE Shinichi Professor
創造理工学部 建築学科
Department of Architecture
研究概要
2014年に閣議決定されたエネルギー基本計画では、建築物に関しては、2020年までに新築公共建築物等で、2030年までに新築建築物の平均で、ネット・ゼロ・エネルギービル(ZEB)を目指すと目標が示されている。さらに2018年に閣議決定された第5次エネルギー基本計画でもこれが踏襲されている。資源エネルギー庁のZEBロードマップ委員会(委員長:田辺新一)では、ZEBの定義を行うとともにそのフォローアップが行われている。さらに、2020年10月26日に政府が2050年脱炭素社会実現を宣言したことによりZEBの役割はさらに増している。
本研究の目的は、ネット・ゼロ・エネルギー(ZEB)を実現するための省エネルギー手法や再生可能エネルギー利用技術に関する研究開発を行うことを目的とする。計画時のみならず、運用時にその性能が発揮できるようにする。本研究では計画時から運用時に至る一連の対策に関して定量的に明らかにする。具体的には、オフィス、公共施設、住宅など様々な空間における検討及び実測・実験を通じてエネルギー有効利用法の検討を行う。空調、換気、照明などの省エネルギー手法や熱源の最適化検討を行う。また、デシカント空調、パーソナル空調、放射冷暖房など新しい空調システムに関しても検討することで、より環境負荷の小さな空調・換気システムの実現を図る。ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)に関する研究も行う。