Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

次世代ニューロ・リハビリテーション技術に関する研究開発(2期目)

Development of next generation neuro-rehabilitation robotics technology
  • 研究番号:21P06
  • 研究分野:technology
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2021年04月〜2024年03月

代表研究者

岩田 浩康 教授
IWATA Hiroyasu Professor

創造理工学部 総合機械工学科
Department of Modern Mechanical Engineering

URL:http://jubi-party.jp/

研究概要

脳卒中後のリハビリテーション(以下,リハビリ)として,神経科学の可塑性理論に基づくニューロ・リハビリが注目を集めている.この手法はいわゆる伝統的運動療法とは異なり,脳の可塑性および学習原理を動物実験やイメージング技術による臨床試験から理論的に解明をすることで,その機能回復を科学的手法にて促進させようとするものである.現在,欧米・日本を中心としてロボット技術でリハビリを推進する潮流があり,本邦ではHALを代表例とする外骨格運動支援装置が普及段階にある.こうした貢献はありながらも,このタイプの技術は,脳の可塑性そのものや学習理論に焦点をあてた議論が全体として不足していることが指摘される.
これまで申請者らは,可塑性/運動学習理論等のコアとなるニューロ・リハビリの原理に加えて,ステージ理論(病期ごとの神経修復メカニズムを考慮したリハビリ)に基づいた支援技術を開発してきた.急性期には,動くことが不可能な患者の中枢神経系に随意性を誘発する健側をマスタースレーブとした両足随意性拡張デバイス,さらに回復期には,感覚麻痺を人工的に補完し, 運動学習を促進する知覚支援装置/好適な運動補助を実現する人工筋肉型足関節運動補助装置(AFO)/VR技術による半側空間無視(USN)リハビリ支援システムを開発してきた.一連の取り組みでは,単に外部アクチュエータで運動補助することではなく,脳神経ネットワークの再建を企図としたニューロ・ロボティクス技術の案出に努めている.本プロジェクトでは,提案研究を網羅的かつ計画的に推進することで,当該分野をリードするとともに,具体的に開発物を上市することを目指す.

年次報告

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