セキュリティバイデザインによる社会システムの設計

セキュリティバイデザインによる社会システムの設計
Posted
2020年6月29日(月)
  • 研究番号:
  • 研究分野:technology
  • 研究種別:研究重点教員研究
  • 研究期間:2020年04月〜2025年03月

代表研究者

佐古 和恵 教授(任期付)
SAKO Kazue Professor(without tenure)

基幹理工学部 情報理工学科
Department of Computer Science and Engineering

URL:https://sako-lab.jp/

研究概要

電子投票システムやID管理基盤、マイクロペイメントといった社会の基盤となるITシステムでは、多様な利用者の便益を考えつつ、セキュリティやプライバシーや公平性を考慮して設計することが重要である。そのためには、これらの要件が充足できるように設計時からシステムの機能として織り込んでいくセキュリティバイデザインのプロセスが肝要になる。本研究では、ブロックチェーン技術を活用した「自己主権アイデンティティ(Self-Sovereign Identity)」や本人が自分のデータを管理するMyDataの理念を実現する様々な社会システムを題材にし、セキュリティバイデザインのベストプラクティスを確立する。そして、健全なエコシステムが構成され、社会に広く使われる基盤になることを目指し、適切な標準的API(アプリケーションインターフェイス)の設計手法を研究し、安心・安全で公平なIT社会の実現に寄与する。

年次報告