「CALETによる高エネルギー宇宙線電子の観測」が高く評価され、またその長年の研究功績に対し、理工学術院の鳥居祥二教授がJAXA宇宙科学研究所による宇宙科学研究所賞・特別賞を受賞しました。
宇宙科学研究所賞
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学・探査プロジェクトに参画する機構外の大学・研究機関等の研究者・技術者で、プロジェクトの実施にあたり、その成功の鍵となった顕著な功績又は貢献のあった者を顕彰するため、2014年11月に創設されました。2017年度までに13名の研究者・技術者が顕彰され、第5回となる2018年度は鳥居祥二教授を含む3名の方が受賞されました。特に、鳥居祥二教授には長年の功労によって特別賞が授与されました。
受賞理由
『(特別賞)CALETによる高エネルギー宇宙線電子の観測』
鳥居氏は長年に亘り我が国における飛翔体を用いた宇宙電子の精密観測を牽引され、多大な功績を残されております。特にISSへ搭載したCALETによる高エネルギー宇宙線電子の観測では、日本初の本格的な宇宙観測ミッションとして、日・米・伊の国際共同研究チームを統率し同ミッションをフルサクセスに導かれ、この最新の成果により、宇宙物理学の発展に大きく貢献されました。
授賞式は2019年1月9日に宇宙科学研究所にて執り行われました。