Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

次世代ニューロ・リハビリテーション技術に関する研究開発(3期目)

Development of next generation neuro-rehabilitation robotics technology
  • 研究番号:24P12
  • 研究分野:technology
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2024年04月〜2027年03月

代表研究者

岩田 浩康 教授
IWATA Hiroyasu Professor

創造理工学部 総合機械工学科
Department of Modern Mechanical Engineering

URL:http://jubi-party.jp/

研究概要

脳卒中後のリハビリテーション(以下,リハビリ)として,神経科学の可塑性理論に基づくニューロ・リハビリが注目を集めている.この手法はいわゆる伝統的運動療法とは異なり,脳の可塑性および学習原理を動物実験やイメージング技術による臨床試験から理論的に解明をすることで,その機能回復を科学的手法にて促進させようとするものである.現在,欧米・日本を中心としてロボット技術でリハビリを推進する潮流があり,本邦では特に外骨格型の運動支援装置が普及段階にある.こうした貢献はありながらも,このタイプの技術は,脳の可塑性そのものや学習理論に焦点をあてた議論が全体として不足していることが指摘されている.
PJ1・2期目では,主に脳損傷者のための可塑性/運動学習理論等のコアとなるニューロ・リハビリの原理やステージ理論(病期ごとの神経修復メカニズムを考慮したリハビリ)に基づいた支援技術を開発してきた.発症急性期には,動くことが不可能な患者の随意性を誘発する健側をマスタースレーブとした①両足随意性拡張デバイス,回復期には,感覚麻痺を人工的に補完し,運動学習を促進する②知覚支援装置/③好適な運動補助を実現する人工筋肉型足関節運動補助装置(AFO)/④VR技術による半側空間無視(USN)リハビリ支援システムを開発してきた.
これまでの取り組みでは,①~④で案出されたシステム群の開発を並走し,②④について初期モデルを実用化するに至った.3期目では,これまでの計画を継続し,学術的に当該分野をリードするとともに,新たなシーズ技術の追加実装および①③の実用化のための臨床試験を推進する.

年次報告

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