- 研究番号:19P54
- 研究分野:science
- 研究種別:プロジェクト研究
- 研究期間:2019年10月〜2022年09月
代表研究者

野田 優 教授
NODA Suguru Professor
先進理工学部 応用化学科
Department of Applied Chemistry
URL:http://www.f.waseda.jp/noda/index-j.html
研究概要
ナノテクノロジーは広範な技術革新が可能と2000年頃から期待され、素晴らしい材料・デバイスが実験室規模で沢山生み出されてきた。反面、実用は未だ限定的で、実用的な規模とコストでの製造が本格的実用化の鍵となる。化学工学は生産の工学だが、ナノ材料に関しては微細構造制御とスケールアップの両立に必ずしも成功していない。本プロジェクト研究では、その両立を目指しプロセス開発を推進、エネルギー分野を主に出口を設定し、出口に見合う機能と生産性を実現する。特に、カーボンナノチューブ(CNT)を対象に、蓄電デバイス、薄膜デバイス、電子デバイスに向け、長尺CNTの流動層大量合成、高結晶性CNTの気相連続合成、デバイス基板上へのCNT構造体合成と、自在に合成する。さらに、シリコンナノ粒子のガス中蒸発法合成と電池応用、大粒径結晶シリコン膜の急速蒸着と太陽電池応用も推進する。合成・応用の技術開発と技術評価を両輪で進め、「役立つものを実用的につくる」とともに産学協働により技術開発と移転をシームレスに推進する。