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絶対的なことが少ない現代だからこそ、人を説得できる思考法を養う

絶対的なことが少ない現代だからこそ、人を説得できる思考法を養う
Posted
2023年7月20日(木)

教員からのメッセージ

棚橋 洋平 准教授

専門分野:民事手続法

主な担当科目:民事訴訟法、倒産法

法学部で学ぶことには絶対解がありません。例えば、私の専門の倒産法では、銀行などの債権者の利益を重視すべきか、それとも事業の再生を重視すべきかが問題になりますが、これは条文や判例を読むだけではわかりません。多くの人を説得できる答えを導くためには、早稲田大学法学部の、多様なバックグラウンドを持った人たちと触れあい、議論できる環境が不可欠です。「法学」は古典的な学問とみられがちですが、実際に私が教えているのは、単なる法律知識ではなく、社会での普遍的な思考方法です。絶対的なことが少なくなり、各人が様々な考え方・生き方をする時代で、人と人がぶつかる、つまり、ルールが必要になるとき、相手をそして社会を説得できる力が要求されるでしょう。
新時代を切り開くみなさんと勉強できることをとても楽しみにしています。ぜひ、「都の西北」へ!

(2023年6月時点の情報です)

教員紹介

棚橋 洋平准教授

分野紹介

民事手続法-「プロセス」が持つ価値