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法学部 Lawyer’s Salon インハウスロイヤーに必要なことは? ~西原弁護士の話を聞こう~

2019年度第9回 Lawyer’s Salon

早稲田大学法学部では、本学出身の先輩法曹との交流企画(Lawyer’s Salon)を開催しています。

2019年度第9回Lawyer’s Salonが、2019年12月16日(月)早稲田キャンパス8号館にて行われました。

西原以久美 弁護士
早稲田大学大学院 法務研究科卒

第9回目はAmazonでインハウスロイヤーとして働く西原弁護士にお話しいただきました。

ご自身の経歴等の話の後、インハウスロイヤーとしての働き方や、働く上で必要だと考えている能力について学生にお話しいただきました。

 

「何故インハウスロイヤーとして働く事を選んだのか?」

「外資系企業で働けるレベルの英語力ってどれくらい?」

「日々どのような業務を行っているのか」

などの質問が寄せられました。

・外資系企業のインハウスとして働くメリットって?
各国の同じ立場で働く人との連携が必要なため、英語によるコミュニケーションが必要であること。
事業を進めるにあたり、法律に照らし合わせ何がリスクなのかを見つけ出し、「出来ない」ではなく「この方法に修正すればリスクを抑えられる」といった提案ができること。このように法務部門がハブとなって仕事を進められることと、その過程で法律家だけではなく様々なバックグラウンドを持った人と仕事ができること。

・インハウスに求められること
-法律の専門家ではない企業内の人に対し、法令をわかりやすく説明し、法的問題点がどこにあるかを共有できること。
-事業に関連する法律をおさえておくこと。事業に関する相談を受けた際、「リスクがありそうだな」とまず気付けるだけの幅広い法律知識が必要。
-コミュニケーション能力は必須。一企業であることから社内での関連部署との調整は多く発生する。また法律事務所の専門家とも効率的に連携し、進めている案件を止めない、円滑に動かしていく必要がある。そこでもコミュニケーション能力は重要となってくる。

・語学力は必須なのか
会社・ポジション・業務によってニーズに差があるだろう。同組織でも、国内法務を専門とする部門と海外法務を専門とする部門では求められる語学力は異なるだろうから、必須というわけではない。ただし、語学力があったほうがキャリア選択の幅が広がる事は間違いない。

上記以外にも、転職やキャリア選択の話、新たな事業を担当する際必要となった法律の勉強方法など、色々なお話をいただきました。法律事務所ではなく企業の法務部門で働く弁護士の方のお話を聞き、また異なる視点で職業としての弁護士を考える事ができたのではないでしょうか。

西原弁護士、お忙しい中貴重なお話をありがとうございました。

 

法学部では今後も活躍されている法曹の先輩方をお呼びして学生のキャリア選択に繋がる企画を実施してまいります。

2019年12月 早稲田大学法学部

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