学歴・学位
- 北海道大学大学院法学研究科 修了 博士(法学)
経歴・資格
- 北海道大学助手、大阪大学助教授、早稲田大学助教授を経て現職
研究テーマ
社会保障法に関わる総論的・各論的テーマを幅広く研究しています。社会保障の法理念、公的年金改革・医療保険制度改革・生活困窮者支援・全世代型社会保障など。
研究内容・現在の専門分野を目指した理由やきっかけ
法学部には入ったものの、それほど法律学に関心が湧かず、いったん社会人となりました。その後、学生時代から関心があった社会保障・福祉に関わる仕事がしたいと思うに至り、現場は自分に向かないと判断した私は、公務員試験と並行して大学院試験も受験し、たまたま合格した大学院で社会保障法研究の道に入りました。最初から研究者を目指していたわけではなく、法律学を極めたいと思ったわけでもなく、ただ社会保障・福祉に関わる仕事がしたいと思ったのがきっかけで、今に至ります。人生ひょんなことから道が決まることがあるものです。
目指す教育
社会保障や福祉は、人の生活そのものに密接に関わる分野です。ですから、生活に密着した現場で何が起こっているのか、何が困難を来たしているのかを、肌身で感じることが大切です。机上の空論では説得力がありません。したがって、私は「現場主義」を標榜しています。とはいえ、法学部で学ぶことのメリットは、物事を論理的に捉え、分析し、異なる意見をもつ人ともしっかり議論し、説得できる力を養うところにあります。教科書に書いていない問題を、自分の頭で考え、解決策を組み立てられる力を養うことも重要です。熱いハートをもち、冷静に鋭い議論ができる人を育成し、社会に送り出したいと思っています。
現在担当している科目一覧