学歴・学位
- 明治学院大学 文学部 フランス文学科 学士(フランス文学)
- 一橋大学大学院 言語社会研究科 言語社会専攻 修了 修士(学術)
- 東京外国語大学大学院 地域文化研究科 修了 博士(学術)
経歴・資格
研究テーマ
フランス語圏を中心にアフリカ系の人々による文学と音楽、西洋の近代化と植民地主義がもたらした世界各地の文化表現などを研究しています。
研究内容・現在の専門分野を目指した理由やきっかけ
学部生時代に出会ったカリブ海のフランス語小説『レザルド川』が研究の世界に導きました。この小説を書いた作家グリッサンのことを深く知りたいと思って研究を始め、その成果を『エドゥアール・グリッサン』(岩波書店)としてまとめました。作家研究のためにカリブ海の島マルティニックに1年ほど滞在しました。作品を知るにはそこに住む人々、その風景を経験する必要があると感じたからです。その経験を活かして『カリブ-世界論』(人文書院)も書きました。このように学んだことを本にして読んでもらえることが研究の何よりの動機です。
目指す教育
何よりも学ぶことの楽しさを伝えたいと思っています。フランス語の授業では外国語の技術的習得のほか、フランス語話者の考え方、物事の捉え方などを知ることで異文化を実践的に知ることを目指しています。講義と演習は、法学部生の価値観を良い意味で揺るがし、変容のきっかけを掴んでもらうという心構えで続けています。知れば知るほど興味は尽きず、学部生時代にもっと勉強しておけばよかったと思ってもらって送り出すのが本分です。本当に大切だと思うことを授業で伝えるようにしています。ゼミには好奇心旺盛な方がおのずと集ってきます。いろいろな生き方を応援します。
現在担当している科目一覧