学歴・学位
- お茶の水女子大学 文教育学部史学科 卒業 学士
- お茶の水女子大学 人文科学研究科 修了 修士
- お茶の水女子大学 人間文化研究科 単位取得退学 博士(人文科学)
経歴・資格
- 1998-2000年 日本学術振興会特別研究員(PD)
- 都留文科大学(1998-2000)、東京大学(2003-2008)、福岡大学(2005, 2012)ほか非常勤講師
研究テーマ
ドイツ史、ジェンダー史、啓蒙主義研究、ドイツと非ヨーロッパ
研究内容・現在の専門分野を目指した理由やきっかけ
子どもの頃からクラシック音楽やクラシック・バレエが好きで、ヨーロッパの歴史に関心を持ちました。大学院生のとき、ドイツ啓蒙主義の中心地であったゲッティンゲン大学に留学し、18世紀の世界に浸りながら、自分が歴史家として何ができるのか、あれこれ悩みました。非西洋の女性という自分のポジショナリティ(立場性)を西洋史研究に活かしていこう――そう決めたことで、「人種」やジェンダーという視点からさまざまな興味深いテーマに出会うことができました。
目指す教育
ジェンダー・センシティヴで歴史的思考ができる社会人になってほしいと考えています。ジェンダー・センシティヴとは、「男らしさ」や「女らしさ」というステレオタイプの抑圧性に敏感で、「自分らしさ」や「その人らしさ」をリスペクトできる感性と言い換えることができます。歴史的思考とは、どのような問題にも歴史的背景があり、その背景を踏まえて考えるというものです。教養演習(歴史・思想)では、受講生がジェンダーに関するテーマを自分でみつけ、議論することを大切にしています。教養演習(ドイツ語圏)では、ドイツの歴史を学ぶだけでなく、社会における歴史のあり方を考察することを重視しています。
現在担当している科目一覧