学歴・学位
- 日本女子大学 文学部 卒業 学士(文学)
- 日本女子大学大学院 文学研究科 博士課程前期 英文学専攻 修了 修士(文学)
- カリフォルニア大学バークレー校大学院 言語学部 修士課程 修了 M.A.(言語学)
- 日本女子大学大学院 文学研究科 博士課程後期 英文学専攻 単位取得退学
- カリフォルニア大学バークレー校大学院 言語学部 博士課程 修了 Ph.D.(言語学)
経歴・資格
- ハーバード大学 ライシャワー日本研究所 客員研究員(2018 - 2019年)
研究テーマ
言語人類学、社会言語学、記号論
エスノポエティクス(民族詩学)、相互行為、儀礼、敬語、言語とジェンダー、空間認知、ユーモア・笑い
研究内容・現在の専門分野を目指した理由やきっかけ
高校・大学にかけて英国を頻繁に訪れる機会があり、英国の英語と社会階層の関わりに興味を持ち、卒論ゼミでは社会言語学を選びました。就職活動を始めようと思っていた頃、小さな女子大でありながら当時既に15人以上も海外大学院Ph.D.(博士号)を輩出していたゼミの教授が、「みんな天才でない人間。でも、欧米で作られた理論を鵜呑みにせず『あれ?日本語では違うかも…』と思ったら、その感覚を大事に学問をした結果、世界で活躍する研究者に育ってきた」と話され、自分もそうなりたいと思いました。学部時代には知りませんでしたが、国際的に著名な社会言語学者であった師が大の言語人類学推しであったことも偶然の幸運でした。
目指す教育
大学での学びを通して物事を複眼的に、相対的に、また俯瞰的に見つめてみると、これまで自分が当然と思ってきたことや無意識のうちに刷り込まれてきた概念や価値観が、唯一のものでも自然な姿であるわけでも「べき論」で済ませられるものでもないことに気がつくでしょう。授業が終わって教室を出たら、先ほどまで見ていた景色が全く違って見えてくる。そんな胸の踊るような(しかし時に失望するような)感覚や驚きを学生と分かち合うために、私自身が『問い続けること』をやめずにいたいと思っています。
現在担当している科目一覧