学歴・学位
- 東京工業大学社会理工学研究科学術修士(M.A.)
- University of Washington, LL.M (法学修士)
- University of Washington, Ph.D(法学博士)
研究テーマ
弁護士などの法律専門職の行為規範(法専門職倫理)および、法専門職、司法に関する法社会学的研究を行っています。司法制度や法専門職についてのジェンダーの視点からの研究も行っています。
研究内容・現在の専門分野を目指した理由やきっかけ
裁判外の紛争解決制度について研究するためにワシントン大学に留学した際に、法律専門職の在り方が結果に大きな影響をもたらすことを知り、そこから弁護士倫理や関連する実証研究を行うようになりました。さらに、日本における女性法律家の少なさが、市民の司法アクセスや法律家自身に実は大きな影響を与えていることを知り、そこからジェンダーと法の研究も行うようになりました。
目指す教育
法学部の皆さんは、みんな「憲法」を勉強し、憲法上の法の下の平等について学ぶと思います。でも、実際の社会においては、様々な不平等があります。法の支配や法の下の平等を実践するには、法律専門職の役割は重大です。実はお題目通りの平等が実践されていない分野で、では法律家はどのように行動することが求められるのか。また、現実と法の間に大きな乖離がある点について、ジェンダーの視点から批判的に検討し、当然だと思っている制度の有り様に自ら疑問を投げかけて、考える。そんなことを学生の皆さんと一緒に行い、共に学んでいきたいと思っています。
現在担当している科目一覧