学歴・学位
- 早稲田大学 第一文学部 英文学専修 卒業 学士(文学)
- 早稲田大学大学院 文学研究科 演劇専攻 修士課程 修了 修士(文学)
- 早稲田大学大学院 文学研究科 演劇専攻 博士課程 単位取得退学
- マッコーリー大学大学院 批評文化研究専攻 博士課程 修了 PhD in Media & Cultural Studies
経歴・資格
- 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館助手
- 日本学術振興会海外特別研究員(シドニー大学演劇研究センター)
研究テーマ
- 先住民や移民難民などのストーリーテリングと現代演劇
- 翻訳を通したクロスカルチュラル演劇の可能性の探求
- 時代ごとに演劇・映像作品で表象されるオーストラリアの歴史や文化の分析
研究内容・現在の専門分野を目指した理由やきっかけ
戯曲を翻訳し、日本やオーストラリアの劇団や国際芸術祭によって舞台にのせてもらい、批評や観客の反応を分析するのが私の研究手法です。舞台翻訳を始めたのは、大学院の指導教授で翻訳家でもあった安堂信也先生(サミュエル・ベケット研究)に、「翻訳の仕事が向いているんじゃない?」と言われたことがきっかけになりました。また、オーストラリア先住民の劇作家や演出家たちとの協働作業を通して、社会で目に見えない人々の声に耳を澄ますことの重要さ、先住民がいま歴史を語り直そうとしていることの意義など、多くのことを学んできました。
目指す教育
芸術や文化について学び教養を蓄えることは、法学部生にとっても大事なことだと思います。新しい発見は、いろいろなところにあります。書物の中はもちろんのことながら、劇場、映画館、美術館、博物館、様々なフェスティバルにも・・・。見えているようで見えていなかったこと、知っているようで知らなかったこと、当たり前だと思っていたことが実はそうではなかったということ。そのような気づきを、授業をきっかけにして体験してくれたらと思います。きっと皆さんの社会を見つめる目を、さらに研ぎ澄ましてくれるでしょう。
現在担当している科目一覧