学歴・学位
- 早稲田大学 法学部 卒業 学士(法学)
- 早稲田大学大学院 法学研究科 修了 修士(法学)
- 博士(法学) 早稲田大学
経歴・資格
- 専門社会調査士
- 日本学術振興会賞
- 1999〜2000年、2003年〜2004年 ENS de Cachan客員研究員(フランス)
- 2014年〜2015年 UCバークリー 客員研究員 ( アメリカ)
研究テーマ
法が社会の中でどのように機能しているか、を社会学的調査から明らかにする法社会学の研究を行っています。トピックとしては、共有に伴う社会的ジレンマと法の関係について取り組んできました。
研究内容・現在の専門分野を目指した理由やきっかけ
個と集団の関係に関心があり、大学院に進学しました。学部の法社会学ゼミで牧野組合や温泉権の調査を行うことができたので、大学院でも共有林の慣習的権利の調査研究をするつもりでした。しかし、早稲田大学法学会での樋口陽一先生の講演「4つの89年(quatre quatre-vingt-neuf)」に影響され、フランス中間団体論の歴史研究に取り組むことになりました。その後も紆余曲折しながら、ようやく40代に入って、共有林の調査研究に取り組めるようになりました。しかし、回り道をしたことは無駄ではなく、比較や歴史を重視する視点を得ることができたと考えています。
目指す教育
これまで地域社会による土地利用ルールの形成や、自治体による法律・条例の執行過程の調査研究を学生と一緒に進めてきました。現場を重視し、フィールドワークやアンケート調査に活発に取り組んできました。法学部の皆さんとも一緒に調査活動に精力的に取り組んでいきたいです。また皆さんが法学の面白さをどのような場面で実感しているのか、の調査にも取り組み、それを通じて「法学とは何か」という問いの解明にも寄与したいと考えています。
現在担当している科目一覧