早稲田大学では、『学の独立』の教育理念のもとで、一定の高い基礎学力を持ち、かつ知的好奇心が旺盛で、本学の理念である進取の精神に富む、勉学意欲の高い学生を、わが国をはじめ世界から多数迎え入れています。
早稲田大学法学部では、私たちの教育理念に賛同し、私たちの教育方針のもと、ともに学ぶことによって、将来、さまざまな分野で先頭に立ち、自らの力で時代を切り開いていこうという、進取の気風に富んだ、地力のある学生を、広く受け入れたいと考えています。そのために、私たちが入学者に求めるのは、小手先だけの受験技術や知識ではなく、入学後に行われる法学専門教育、および、語学・教養教育に対応できるための基礎的な学力と、それらを関連付けて論理的に分析・総合する能力、そしていかなる権威をも恐れぬ強い意志を持って、自ら考え、真理を獲得しようとする力です。
このような能力を持った学生を受け入れるために、私たちは、まず、一般選抜により、入学者を選抜しています。一般選抜で私たちが受験生に課している法学部の入学試験問題は、基礎的な知識を問うとともに、それらの知識を総合して論述する能力や、文脈を読み取る能力を問うものとなっています。これは、このような素養と能力を持った学生を募集したいとの、私たちの意思を示すものです。
また、私たちは、幅広い学習をしてきたことにより、広い視野を持つ学生や、地方からの学生など、多様な学生も、積極的に受け入れたいと考えています。このため、私たちは多教科による大学入試共通テスト利用入学試験を利用した入学試験によっても、入学者を選抜しています。
さらに、私たちは、十分な学力を備えていると同時に、さまざまな分野で活躍するために必要な、責任感、リーダーシップなど、筆記試験だけでは測れない能力を有し、本学部への入学を強く希望する優秀な学生を、全国各地から受け入れたいと考えています。このため、複数の推薦制度による入学者の受け入れも行っています。
その他にも、私たちは、帰国生、外国学生の入試制度、学士入学の入試制度なども設けて、内外から多様な学生を受け入れています。そして、これらの制度により、早稲田大学法学部は、いずれも将来それぞれの分野でリーダーとなりうる、さまざまな出身や背景を有する多様な学生が、ともに学び、交流する場となっています。