学歴・学位
- パナマ大学 法学治学学部 卒業 学士(法学政治学)
- 北海道大学 法学研究科 法学政治学専攻 修了 修士 (法学)
- 北海道大学 法学研究科 法学政治学専攻 学位取得 博士 (法学)
経歴・資格
- 北海道大学 法学研究科 助教
- 慶応義塾大学 法学部 非常勤講師
- パナマ共和国 弁護士資格
研究テーマ
比較法、特にスマート社会、プライバシー、ITに関する法の比較が研究テーマです。 テクノロジーは、国家管轄を超えますが、様々な法文化においてどのように取り扱われているかに関心があります。
研究内容・現在の専門分野を目指した理由やきっかけ
私はかなり型破りな道を歩んできたと思います。パナマ大学で法政治学を学んだ当時から「他国ではこの問題どのように取り扱われているだろう」という関心をもっていました。そこで卒論は日本とパナマの不法行為制度の比較をテーマにしました。その後、北海道大学の大学院に入学し、比較の対象国も広げて、非経済的損失(慰謝料)の扱われ方を研究しました。その過程でプライバシーにも興味を持つようになりました。またテクノロジーは子供のころから好きで、研究において文系・理系の専門家と話す中で、IT法全般の面白さにも気づきました。一度気になると、知り尽くすまでやまないタイプですので、この旅はなかなか終わりそうにありません。
目指す教育
私の受けた教育は日本のスタイルではなく、それなりに独特でした。つまり法学部とは弁護士を育てる場所という環境で法律学を学びました。ただし、そこでいう弁護士とは「問題を解決する者」という広い意味です。学生は弁護士の職業を目指さなくとも、法学部に入った者として物事を把握し、解決方法を探す者になるべきだと思っています。 私が育てたい学生とは、好奇心旺盛の人、何でも話し常に新しいことを学び実務に使う人、議論の中では自分の立場を守りつつも間違っていたと分かれば受け入れて更に成長する人、何より、リーダー役にもサポート役にもなれる柔軟性があって、他人の力になりつつ成長していく人、そういう学生を育てたいです。
現在担当している科目一覧