School of Law早稲田大学 法学部

教員

Faculty

岡山 具隆准教授

OKAYAMA, TomotakaAssociate Professor

学歴・学位

  • 上智大学 外国語学部 ドイツ語学科 卒業 学士(外国研究)
  • 筑波大学大学院 地域研究研究科 地域研究専攻 修了 修士(地域研究)
  • 筑波大学大学院 人文社会科学研究科 文芸言語専攻 単位取得退学

研究テーマ

戦後のドイツがナチズムの過去とどのように向き合ってきたかということについて、小説『ブリキの太鼓』などで知られるギュンター・グラスという作家を中心に研究しています。

研究内容・現在の専門分野を目指した理由やきっかけ

子供時代の長い期間をドイツで過ごしたため、日本とドイツの文化や人々の考え方の違いを常に意識にしながら育ちました。大学生になると、その関心が第二次世界大戦という、両国にとっての大きな負の過去に向くようになりました。当初は戦後政治史という枠組みからテーマにアプローチしましたが、その過程で戦後ドイツにおける過去との取り組みにおいて、作家たちが彼らの文学作品を通して、またいわゆる批判的知識人として重要な役割を演じてきたことを知り、強い関心を抱くようになりました。現在はドイツにおける過去をめぐるディスクールに、文学がどのように応答し、批判的問いかけを行っているかということについて研究しています。

目指す教育

日本とドイツという二つの国、文化の間で育ったことで、特に若い頃は、自分はどちらにも属さない、常に二つの立場の間に立つ不安定な存在に感じられ、悩むこともありました。しかし、そのことは絶えず自分のこと、そして周りの世界を相対化して捉える姿勢につながっていきました。大人として社会の中で生きていく中で、そして学問の世界で研究を行っていく上で、そうした相対的な視点から物事を捉えることがいかに大切であるかを学びました。学生の皆さんとは、ドイツ語、あるいは教養演習などの授業を通じて、周りの世界がこれまでと少し違って見えるような新たな発見を共にできたらと思います。

現在担当している科目一覧
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