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ストックウェル教授から皆さんへ―法学部で外国語を学ぶ

法学部で外国語を学ぶ

法学部教授 ストックウェル グレン

私の名前ですぐわかるのは、私は日本人ではないということです。しかし、日本の大学の頂点に立つ早稲田大学法学部で教授になっています。振り返ってみれば、これを可能にしたのは、私にとって外国語である日本語を勉強してきたことです。

私が日本語に出会ったのは中学1年の時でした。オーストラリアでは外国語を学ぶのが必須で、たまたま私が通っていた中学校では日本語を選択することができました。異文化について勉強することがとても面白いなと思い、そのまま高校、それから大学で日本語を勉強してきました。中学校の段階では、どのような仕事に結びつくかはわかりませんでしたが、まずは日本語を極めることがとても重要だと感じ、一生懸命に勉強を続けました。

ただし、日本語が話せるようになっても、他には何かの専門がなければ、大した職業に就けないということもわかっていたので、応用言語学という、語学教育に関連している分野にも力を入れて、最終的に博士号まで取りました。一方では、語学力を持ちながら、その他方では自分の専門もしっかり持つことになりました。

現在、私は法学部で英語と言語学の科目を教えています。つくづく思うのは、早稲田大学の法学部は、日本の法学部の中でとてもめずらしいということです。法学部には優秀な法律関係の先生が数多くいらっしゃるのは言うまでもないのですが、外国語もしっかり勉強することもできます。

英語に加え、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、朝鮮語の中から、2つの外国語を選択して勉強することができます。私の個人的な経験から見ますと、外国語を学ぶことによって、人生が変わる可能性があります。海外に行くと、その国の言葉が話せるのなら、表面的のみならず、その国の人々の気持ちや行動を深く理解できるようになります。日本国内にいても、仕事関係で海外の人との交流を持つこともあれば、私のように海外で暮らして、一般の人とまた違った人生を経験することもできます。

早稲田大学の法学部で勉強すれば、法律という専門とともに、世界中で活躍できる外国語という、まさに2つの武器を身につけることができます。

高校の段階では、卒業後はどのような職業に就くのかまだわからない人が多いのですが、法律の専門知識と外国語の高度な知識を両輪にすれば、無限に近い可能性があると言えるでしょう。

 

法学部教授 ストックウェル グレン

豪州・ゴールドコースト市出身
クィーンズランド大学人文学部卒業
クィーンズランド大学大学院語学・言語学研究科博士課程修了
[研究分野]  応用言語学

 

※この記事は、2021年7月時点での情報に基づいています。

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