- 日時
2015年9月26日(土)
14:30~16:45 - 会場
早稲田大学 戸山キャンパス(文学学術院)
39号館5階 第5会議室
研究発表
思うままならぬ手紙 ――『源氏物語』の手紙の風景――
篭尾 知佳(早稲田大学大学院 教育学研究科 博士後期課程)
『源氏物語』の手紙は、物語を進展させる大きな要素である。物語の手紙は、文字として書かれることで、再読でき、宛先のみならず第三者や私たち読者にも開かれている。このように様々な読みの交差の中から手紙というテクストが現れてくるが、本発表では、『源氏物語』の中の思うままに書かない手紙に注目し、読みの風景を考えてみたい。
藤原教長における実作と注釈の通底
金子 英和(早稲田大学大学院 文学研究科 博士後期課程)
教長の古今集注は、詠作状況を追体験する意図があるとされる。一方、教長は実作において、先行作をそのまま利用する傾向が指摘されるが、これも同様の意図によるのではないか。こうした意図をさらに同時代の傾向から検討する。
懇親会(17:45~ ) 会 場 かわうち 新宿区西早稲田2-3-22 電話 03-3205-4129
※どなたでもご参加になれます(無料)。
※当日は、同会場で13:40より委員会を、16:50より総会を開く予定です。
お問い合わせ
平安朝文学研究会事務局 (早稲田大学文学学術院 陣野英則研究室内)
E-mail : [email protected]