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2025年春学期 箇所間留学
赤坂 應介さん
マーケティング・国際ビジネス専修 広告理論研究
Thu 02 Oct 25
マーケティング・国際ビジネス専修 広告理論研究
Thu 02 Oct 25
早稲田大学商学研究科の箇所間留学を利用して、
ESSEC経済商科大学院大学(フランス)へ半年間留学。
嶋村和恵先生の研究室で、消費者の広告回避行動を研究。



議論に食らいついた日々、自信を育んだ専門的な学び
私が商学研究科の箇所間留学プログラムを利用し、フランスのESSEC Business Schoolを留学先に選んだのは、「日本とは全く異なる環境の中で過ごしながら、専門分野の学びを深めたい」という強い思いがあったからです。ESSECは、ラグジュアリーブランドの第一線で活躍されている方を教授として迎えた授業をはじめ、実践的な授業が受けられることが大きな特徴です。
授業スタイルは、教授と学生を交えたディスカッション形式が中心です。フランスだけでなく世界中から優秀な学生が集う環境に大きな刺激を受けると同時に、他の学生達の英語力と議論のスピードに圧倒され、自分の未熟さを痛感する毎日でした。しかし、授業中は教授や友人が使う表現を必死にメモしては真似ることを繰り返し、少しずつ英語でのコミュニケーションに自信がつき、主体的に議論に参加できるようになっていきました。
特に私は以下のような授業を受けました。
・Digital Marketing Strategy
・Data-driven Marketing
・Business Data Science
・Luxury Retail Management
・Luxury Brand Development
授業の中で特に印象的だったのが「Digital Marketing Strategy」です。
4日間の短期集中授業で、伝統的なメディアと近年のソーシャルメディアなどをいかに組み合わせ、相乗効果を最大化するかを学びました。欧米の先進的な事例を基にクラスメイトと意見を交わす時間は非常に有意義で、最終課題ではドイツで展開しているブランドをフランスでも普及させるためのデジタルマーケティング戦略を0から考え、実際にSNSで配信する広告まで作成しました。

オンもオフも充実、修士留学だからこそ得られた視点
学業だけでなく、留学生活も非常に充実していました。ESSECはパリ中心部から電車で約40分というロケーションにあり、週末には気軽にパリの美術館やカフェを訪れることができました。私が暮らしていたのは大学から徒歩20分ほどの学生寮で、共有スペースにはビリヤード台やボードゲームが置かれ、授業後に友人と集まったりしていました。
留学を振り返ると、世界中から集まる優秀な学生との議論に必死で食らいつき、専門性を深めることができたのは、修士というタイミングでの留学だったからこそだと強く感じます。学部時代からの積み重ねがあったからこそ、ESSECでの実践的な学びも自分のものにできたと実感しています。もし大学院への進学を視野に入れている方がいれば、その先にある留学は、学部時代とはまた違った景色を見せてくれることをお伝えしたいです。
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