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  • 2006年3月修了■尹 仁重介さん■金融・保険(旧ファイナンス)専修

2006年3月修了
■尹 仁重介さん
■金融・保険(旧ファイナンス)専修

2006年3月修了<br>■尹 仁重介さん<br>■金融・保険(旧ファイナンス)専修
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2015年2月6日(金)

voice_01_b_img2006年3月修了
尹 仁重さん
(ファイナンス専修(現 金融・保険専修))

早稲田大学に進学した動機は何ですか?

早稲田大学の名は韓国でもよく知られています。現在韓国では、数多くの早稲田出身の先輩方が活躍しています。有能な人材を世界に対して積極的に輩出し、主流から外れることのなくバランスの取れた早稲田大学の学風に私は惹かれたのでしょう。

進学して何を得ましたか?

Wasedanianかつ商学研究科の一員になることで得られた特権として、すばらしい出会いがあると思います。それは、次の3つに集約されます。恩師との出会い、心の通う同期生との出会い、親切な先輩と優秀な後輩との出会いです。
私は、すべてを尽くして指導して下さる先生方の感銘深い授業を通して、自分が驚くほど成長していることに気づきました。学部学生のときはサークル活動に熱心に取り組み、多くのことを学び得ましたが、その当時は、学問の面白さにまったく気づくことはありませんでした。私は、商学研究科へ入学し、タフなゼミでの訓練や先生方の丁寧なご指導のもとで、自分が成長していることに楽しさを覚える余裕ができたのです。
また、大学院での生活は、いつも本を相手にしているだけでは生きていけません。たまったストレスは同期生との学問も含めた真剣な、そして楽しい会話で解消できます。それはまるで大学院生活での渇きを潤してくれる泉のようでした。日本に来る前、日本の人は恥ずかしがりと聞いていましたが、その認識を覆したのが商学研究科の同期生たちです。
勉強は、環境が非常に大事だと言われています。私が勉強に行き詰まっているとき、大切なアドバイスで突破口を与えてくれる先輩、そして絶えず刺激をもたらす後輩がいなかったなら、これまでがんばってきた私も、今の私も無かったと思います。
もちろん、これらのすばらしい出会いは、私だけが享受できる特権ではなく、商学研究科に属する人ならだれでも得られるものでしょう。そして、このような特権が得られるのも、すべてが調和するようアレンジしてくださる商学研究科のスタッフのおかげでもあります。

最後に、進学される方へのメッセージをお願いします

いかによい環境が備えられたとしても自ら努力することを怠れば、自己の成長は望めないでしょう。暗闇を照らすろうそくがたとえ身近にあったとしても、そこに火をつける勇気と自己を燃やす熱情がなければ、何も起こりません。より大きな夢を抱いて、真剣に学問に取り組もうとする人は、大学院生活を有意義に楽しむことができ、そのような人こそ早稲田大学大学院商学研究科にふさわしい人だと思います。
どうか進学されるすべての人々に、私が体感したすばらしい経験がともにあるよう、いや、より素敵な楽しさがあるよう心からお祈りしております。