Graduate School of Commerce早稲田大学 大学院商学研究科

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2023年9月入学 村井 健彦さん

経営専修、チーム・リーダーシップ専攻

Tue 24 Dec 24

経営専修、チーム・リーダーシップ専攻

Tue 24 Dec 24

早稲田大学商学部から商学研究科修士課程へ、修士取得後、博士課程へ進学。

現在、職場における人間行動や、そこで生まれている繋がりが、集団の成果にどのような影響を与えるかを研究。

将来は、大学教員、ビジネススクールの教員、民間企業でのコンサルタントを目指す。

社会に影響を与える知識を作ることにロマンを感じて

まだ研究をやりきれてない、そんな想いで進学

私は修士課程中に就職活動もしており内定もいただきましたが、どこかまだ研究をやりきれていないという感覚が自分の中にあって、研究者としての成果をあげたいという思いで博士課程に進みました。
加えて学部から院に渡って数年間インターンも体験し、企業の動きや従業員の気持ちなどを知るほどに、ますます研究に興味が湧いたこともあったと思います。
そして、将来の職業の選択肢として、大学教員になるというものもあり、その道に進むのであれば、博士号が必須でした。一方で、ビジネススクールを含む大学教員だけでなく、他の選択肢として、民間企業でのコンサルタント、人事職などへの就職も検討しています。

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理論議論と現実が繋がり、自分が生きる世界が広がる

私の現在の研究は、主に企業で働く人がコミュニケーションのために利用しているコミュニケーションツール「Slack」や「Microsoft Teams」のデータを使用して、職場の人間行動や、そこで生まれている繋がりが、集団の成果にどのような影響を与えるかを調査しています。
この研究では、多くのチームから情報収集を行うと情報処理が困難になり結果的にチームの創造性が低下してしまう、など、暫定的ではありますが、興味深い成果を得られています。
その他にも、指導教員の方と共に、規模、業界関係なく、企業や自治体等の多様な組織と共同研究を行い、研究や調査を通して組織運営の改善のお手伝いをさせていただいています。

このような経験を重ねることで、理論と現実が繋がり、いま自分が生きる世界の理解を広げることができることが研究の醍醐味です。時代を越えて、長く社会に影響を与える可能性がある知識を作ることができる点にロマンを感じます。

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知識を学ぶ側から、生産者側になる訓練を積む場所

博士課程に進むと、勉強というインプット以上に、発表や論文執筆等のアウトプットの必要性が増えていきます(もちろん勉強もします)。
言い換えれば、博士課程は、知識を学ぶ側から、徐々に知識の生産者側になる訓練を積んでいく場だと思っています。そして、生産者となって、知識を作ること以外にも、知識を広め、知識を使うということもかなり重要なことで、社会においてはとても意味のあることだと思います。

また、大学院での研究室の環境は非常に恵まれています。
特に、メインで指導してくださる先生は精神面でも経済面でも多大な支援をいただいています。あらゆる相談に乗ってくださり、経済面では研究補助者として雇用していただくなど感謝しかありません。
これからは、こうして研究という世界に足を踏み入れたご縁を大切にしながら、研究や大学院の価値や魅力を伝えていく活動も行なっていきたいと考えています。

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