日本文化研究の国際化に取り組んできた、UCLAと早稲田大学のプロジェクト:柳井イニシアティブでは、学術的国際的な研究のためデジタルハブ(Japan Past & Present)を立ち上げる意向のあることを、UCLAマイケル・エメリック教授(本学文学学術院教授)から発表されました。Japan Past & Presentとは、日本や北米の研究者のみならず、グローバル的なオンラインコミュニティ、研究者ネットワークの構築、文学図書の閲覧等を目指すプロジェクト。早稲田大学はその拠点となります。
同イニシアティブの共同運営委員である本学の十重田裕一教授(文学学術院・国際文学館館長)は、「柳井イニシアティブが日本研究の国際化を支援するためにこのプロジェクトを立ち上げたことを嬉しく思います。このJapan Past & Presentが更に発展していくことが楽しみです」と語っています。
『UCLA Announces New Digital Hub For Globalizing Japanese Studies 』
柳井イニシアティブとは
日本文化研究をひとつのネットワークとして構築し、日本の第一線で活躍する研究者の知識と経験をグローバルに発信し、世界の研究者や学生が互いに切磋琢磨する中で、未来の日本の文化研究を創造することを目標にしています。柳井正氏(株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長 本学政治経済学部卒)は、2014年から十重田教授と、エメリック教授が取り組んできた共同研究や教育への更なる成果に期待し、2020年新たにUCLAに2,500万米ドルを寄付され、「柳井イニシアティブ」の永続化を可能とする基金を立ち上げることになりました。