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「命のビザ」の故郷に、校歌は響いた。 【前編】

八百津町・早稲田大学文化交流事業実施レポート

第二次世界大戦中、ナチス・ドイツに迫害され欧州各地から逃れてきたユダヤ人等に日本を通過するためのビザ(通過査証)を発給し、約6千人の避難民を救ったとされる日本の外交官「杉原 千畝」(すぎはら ちうね・1900年-1986年)は、岐阜県八百津町に誕生し本学が母校としても知られています。

その八百津町より「文化」、特に音楽を通じた交流事業を行えないかと打診を受けたことから、本学は同町と調整を重ねた結果、本学の公認サークルである早稲田大学混声合唱団(通称「早混」)による「八百津町でのコンサート」「町内の中学校を訪問し生徒と歌の交流」等を実施することとし、8月31日(水)・9月1日(木)の2日間をかけて行われました。

実施レポート前編では、初日の「杉原千畝記念館」見学、「ワセダ ヒューマニティ コンサート’16」の様子をお伝えします。

杉原千畝の功績を学ぶ・伝える

八百津町には、杉原千畝の功績を後世に伝えるために「杉原千畝記念館」が開設されており、早混の学生はまずこの記念館を見学しました。記念館内は「なぜ、ナチスはユダヤ人を迫害するようになったのか」に始まるいくつかのコーナーに分けられ、当時の時代背景やユダヤ難民の過酷な運命、そして杉原千畝がなぜ外務省からの指示に反してまでビザを発給するに至ったか等について学ぶことができます。そして、実際に避難民が日本に逃れ更に安全の地を目指すには、他の日本人外交官のみならず、当時の日本国民の人道的な支援があったからということを知ることができます。

同館の国枝館長は、「この記念館のコンセプトは”なぜ”。現在も終わらない避難民の悲劇。展示を見ることにより、今の自分が何を出来るか考えてもらいたい」と語られていました。

八百津町に響け!早稲田の想い

8月31日(水)19時から、八百津町ファミリーセンター 大ホールにて、「ワセダ ヒューマ二ティ  コンサート ’16」が始まりました。早稲田大学校歌を皮切りに、誰もが聞いた・歌ったことのある曲を集めた1st Stage、早混が得意とするバッハやブルックナーの曲を紹介する2nd Stage、「唱歌の四季」(三善晃編曲)で日本の四季を歌い上げる3rd Stageの3部で構成され、熱い拍手に応えたアンコール曲も含めると、延べ20曲近い合唱を、会場を埋め尽くす500名を超える八百津町の皆様に届けることができました。来場された方からは、「心のこもった演奏で、さわやかで、学生らしい歌声で真剣な姿でとてもよかったです」、「とても感動しました。なんというか優しくて、でも力強い歌声に心がふるえました。これが心を動かす、心が動くというものなのかと思いました」、「〝おらしょ〟はとても心が洗われる思いで聴きました。ピアノの伴奏、素晴らしかったです」などの感想をいただきました。

早稲田大学混声合唱団(通称「早混」)は、本学学生のみで構成され、活動する団員数は150名を超える学内最大の混声合唱団であり、日本でも最大規模の大学合唱団となっています。今回は、早混の精鋭42名が交流事業に参加してくれました。参加した団員からは、「今回参加できて、そしてこれだけ多くの方が聴きに来てくださり本当に感激しています。来年も是非来たいと思います」との声が上がっていました。

実施レポートは後編へと続きます。

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