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「命のビザ」の故郷に、校歌は響いた。【後編】

八百津町・早稲田大学文化交流事業実施レポート

第二次世界大戦中、ナチス・ドイツに迫害され欧州各地から逃れてきたユダヤ人等に日本を通過するためのビザ(通過査証)を発給し、約6千人の避難民を救ったとされる日本の外交官「杉原 千畝」(すぎはら ちうね・1900年-1986年)は、岐阜県八百津町に誕生し本学が母校としても知られています。

その八百津町より「文化」、特に音楽を通じた交流事業を行えないかと打診を受けたことから、本学は同町と調整を重ねた結果、本学の公認サークルである早稲田大学混声合唱団(通称「早混」)による「八百津町でのコンサート」「町内の中学校を訪問し生徒と歌の交流」等を実施することとし、8月31日(水)・9月1日(木)の2日間をかけて行われました。

実施レポート前編に引き続き、後編では、2日目の「八百津中学校・八百津東部中学校との交流事業」、「八百津町職員との町づくり交流」の様子をお届けします。

八百津町の中学生も負けていない!早混と歌の交流を実施

大盛況に終わったコンサート翌日の9月1日(木)、早混は21名ずつの二手に分かれ、町内の「八百津中学校」と「八百津東部中学校」を訪問。本学の校歌や応援歌、早混のメインレパートリーを披露するミニコンサートを行った後、中学生達の合唱を聴いて歌のアドバイスを行った他、中学生と一緒に給食を食べる等して交流を深めました。

団員からは、「歌詞から浮かぶ風景を頭の中でイメージしてから歌って見よう」、「自分のパート以外のパートを意識しよう」、「楽器が確保されている状態(良い声が出るための姿勢)を保とう」といった具体的なアドバイスがされていました。

2校への訪問の様子は地元新聞の紙面にも紹介され、文化交流事業への期待の高さを示す結果となりました。

アドバイスは歌だけじゃない!八百津町職員と町づくり交流

中学校訪問を終えた後、合唱団から選抜された5名が町の教育委員会を訪れ、町の若手職員と今後の町づくりに対し必要なことは何か?について意見交換を行いました。団員からは、「美濃地方は歴史的に交通の要衝とされた地域であり、その史跡を利用した観光が考えられないか?」とか、「宿泊や外食といった滞在に必要な施設が少ない。空家の活用や移動手段のより充実が必要」といった大学生目線の提案がなされ、終始和やかな雰囲気で意見交換が行われました。

交流会の様子は地元ケーブルテレビの取材を受けており、後日放映される予定です。

 

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