昨年に引き続き「早稲田狂言の夕べ」を早稲田大学大隈講堂にて開催します。
今回は、本学卒業生の人間国宝・野村万作氏、そのご子息で2010年より推薦校友の野村萬斎氏が親子で出演されます。また、野村万作氏のご令孫で本学在学中の野村遼太さんも共演します。
在学生、教職員、招待校友限定の特別企画です。早稲田の杜で本格的な狂言をお楽しみください。
東北地方太平洋沖地震に被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。 標記行事の開催につきましては、本学が卒業式・入学式を中止し、授業開始を5月初旬まで延期した経緯もあり、 再検討いたしました。諸般の事情を勘案しました結果、予定どおり開催することになりました。 ただし、オリエンテーション等が開始される直前の時期でもありますので、安全性を最優先といたしまして、 派手な宣伝等は控えさせて頂きます。また、消費電力の節減等にも留意いたします。 観覧の皆様方には交通情報等をご確認の上、無理なくお出かけ下さるようお願いいたします。
4月4日~6日の二次募集につきましては、在学生のみ可能としておりましたが、 教職員もご応募いただけることになりました(派遣職員等、資格は問いません)。 また、申込時に同伴者様1名までの希望も受け付けることになりました。 同伴者は、学生・教職員以外の方も可能です(未就学児不可)。 奮ってご応募ください。
プログラム
【演目・演者】
狂言「萩大名」 | 狂言「二人袴」 | ||
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大名 | 野村万作 | 親 | 野村萬斎 |
太郎冠者 | 高野和憲 | 舅 | 石田幸雄 |
亭主 | 深田博治 | 太郎冠者 | 月崎晴夫 |
聟 | 野村遼太 | ||
解説 | 竹本幹夫(早稲田大学演劇博物館館長) |
【詳細】
タイトル | 「早稲田 狂言の夕べ 2011」 |
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日時 | 2011年4月19日(火)17:30開演 (開場17:00 終演予定19:00) |
会場 | 大隈記念講堂大講堂 |
費用 | 無料(要予約/全席指定) |
対象 | 在学生、教職員、招待校友 |
予約方法 | 対象:在学生、教職員 Waseda-netポータル申請フォーム(左側メニュー – システム・サービス – 申請フォーム-「早稲田 狂言の夕べ観覧申し込み(二次募集)」)より受付。抽選により決定。4月4日(月)9:00~ 6日(水)17:00 (Waseda-netポータル) 4月8日(金)当選結果通知(Waseda-netメール) ※抽選の場合、優先順位は、2011年4月入学の新入生―在学生―教職員 となります。・チケットは当選者ご本人のみ有効です。 ・同伴者様1名まで同時にお申込みいただけます。 ・同伴者は、学生・教職員以外の方も可能です(未就学児不可)。 ・当日、学生証・教職員証をご提示ください。(同伴者様は当選通知メールのプリントアウト) ・お席は当日割り振らせていただきます。 ・お車でのご来場はご遠慮ください。 |
問い合わせ先 | 文化企画課 |
[email protected] | |
電話番号 | 03-5272-4783(月~金 9:00-17:00) |
あらすじとみどころ
萩大名(はぎだいみょう)
近々都から帰国することになった田舎大名が、太郎冠者の案内で、とある庭園に萩の花見に出かける。風流者の亭主が、来客に必ず一首所望することを知っている太郎冠者は、「七重八重 九重とこそ思ひしに 十重咲きいづる 萩の花かな」という聞き覚えの歌を大名に教えておく。見事な庭を楽しんだ後、いよいよ歌を詠むことになるが、大名は…。
無風流な大名を風刺するだけでなく、無邪気で大らかなものとして描く点に狂言らしさがある作品です。のどかな風情が漂う舞台を、ごゆっくりお楽しみ下さい。
二人袴(ふたりばかま)
今日は聟入り(結婚後、妻の実家に初めて挨拶に行く事)の日。舅の家では準備を整え、聟が来るのを心待ちにしている。一方の聟は、一人で行くのは心細いからと父親に舅の家の門前まで付き添われてやってくる。聟に礼装の長袴をはかせてやり、父は表で待っていたのだが、太郎冠者に見つけられてしまい、父親も舅に挨拶することになってしまう。しかし、長袴は一つだけ。さて、この親子はどうやってこの場を切り抜けるのか…。
明るいめでたさのある聟狂言の代表曲です。天真爛漫な聟とそれに慌てる父親の、舞台上から漂う何ともほのぼのとした雰囲気をお楽しみ下さい。