edX第二弾、日本語の「発音」に関する講座開設 第一弾は約120ヵ国より2600名が登録

早稲田大学(本部:東京都新宿区、総長:鎌田 薫)は2015年9月より、MOOCs(Massive Open Online Courses-大規模公開オンライン講座)の世界的プラットフォームであるedX(https://www.edx.org/)に参加しています。この度、第二弾として世界中の日本語学習者ならびに日本語教育関係者に向けた「日本語」に関する講座を配信することを決定しました。早稲田大学は現在、国内最多の年間約5000名の留学生を受け入れ、留学生に対する日本語教育にも力を注いでおり、日本語教育研究センターで約650クラスの日本語関連授業を開講するともに、大学院日本語教育研究科では日本語教育の専門家を養成し、多くの優秀な日本語教師を世界に向けて輩出し続けています。

 日本語教育において日本トップクラスの本学が、これまでの経験や成果を生かし、外国人が最も苦労する「発音」に関する講座を配信します。講座を担当する大学院日本語教育研究科の戸田貴子教授は、日本語学習者が直面する発音の壁について長年研究を続けており、その成果として出版された著書「コミュニケーションのための日本語発音レッスン」は中国版、韓国版も出版されており、続編の「シャドーイングで日本語発音レッスン」も高く評価され増刷が続いています。戸田教授は講座を担当するに当たり、「専門性を活かし、日本語教育に貢献したい」と意気込みを語っています。

 第一弾として配信した、理工学術院柴山知也教授による「Tsunamis and Storm Surges: Introduction to Costal Disasters」では、123か国・地域からおよそ2,600名が登録し、そのうち約57%は「これまで早稲田大学のことをよく知らなかった」との回答でした。受講者のおよそ半数は沿岸地域で過去に津波・高潮の被害があったもしくは将来的に被害の可能性がある地域に居住していることから、「災害対策の意識が高まった」「災害発生時に何をすれば良いのかがわかり大変ためになった」という感想が多く寄せられました。その結果、受講者の約半数は「早稲田大学で学びたい」となり、本学の教育研究の認知度の向上にも寄与しています。

 早稲田大学では創立150周年を見据えて中期計画 Waseda Vision 150において留学生受入数を1万人に拡大することを目標として掲げています。本講座を通して、本学の教育研究が世界に貢献することを目指すとともに、世界中の多くの優秀な留学生獲得につながることを目指します。

 【配信予定講座】

講座名:Japanese Pronunciation for Communication(仮)
担当講師:戸田貴子(早稲田大学日本語教育研究科教授)
募集開始時期:2016年7月 ※予定
開講時期:2016年11月 ※予定

  早稲田大学edXサイト(WasedaX):https://www.edx.org/school/wasedax

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