中央区城東小学校の児童が教職員・学生と理科実験 アミノ酸の結晶をつくり、DNAを走らせる

9月4日、先端生命医科学センター(TWIns)にて、中央区城東小学校の3~6年生に向けた実験教室が開催されました。この実験教室は、2015年6月2日に締結した早稲田大学理工学術院と中央区教育委員会との理数教育推進に関する協定によるものです。2014年度にも2回開催しており、その実績が協定の締結に至るきっかけにもなっています。

理工学術院朝日教授の挨拶をきく城東小学校の児童たち

理工学術院朝日教授の挨拶をきく城東小学校の児童たち

冒頭、児童57名を前に理工学術院朝日透教授(先進理工学部)は「今回の実験教室は、中央区教育委員会と早稲田大学の協定(やくそくごと)をもとに開催されました。今日は、いつもは大学4年生以上でないと入ることのできない実験室で、特別に実験をします。理科は面白いなと思うきっかけになればと思います」と挨拶しました。

実験の説明をする理工学術院朝日教授

実験の説明をする理工学術院朝日教授

実験は小学3、4年生と5、6年生とに分かれて行いました。
3、4年生対象の「アミノ酸の結晶をつくってみよう!」では、朝日教授のもとアミノ酸の一つであるアスパラギンとグリシンの結晶を作りました。作製した結晶を顕微鏡で覗き込んだ子どもたちからは「すごい!」と感嘆の声があがっていました。

作成した結晶を覗くために、顕微鏡の前に行列する子どもたち

作製した結晶を覗くために、顕微鏡の前に集まる小学生たち

一方、5、6年生は、ナノ・ライフ創新研究機構澤村直哉主任研究員(研究院准教授)のもと「DNAを走らせてみよう!」と題して、電気泳動という方法を使い、DNAの観察をしました。

理工学術院沢村准教授のもと模型でDNAの仕組みを学ぶ小学生たち

ナノ・ライフ創新研究機構澤村主任研究員(研究院准教授)のもと模型でDNAの構造を学ぶ

今回の実験に補助として参加した先進理工学研究科修士2年の松本広大さんは、「将来は理系に進みたいという声も聞こえ、みんなとても積極的だった。理数教育の増進の一助になれば嬉しい」と語りました。

朝日教授が「楽しかった人?」「早稲田大学に興味を持った人?」と尋ねると、たくさんの小さな手が挙がり、「ありがとうございました!」「さようなら!」という大きな挨拶のあと、実験教室は幕を閉じました。

 

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