名誉博士 アルビン・エーザー氏 のご逝去をお悔やみ申し上げます
早稲田大学名誉博士、アルビン・エーザー氏が1月20日に逝去されました。
アルビン・エーザー氏はドイツ屈指の刑法学者として1982年マックス・プランク外国・国際刑法研究所所長、およびフライブルク大学の教授として招かれ就任されました。以来、同大学医学部に「医療における倫理と法」研究所を創設、同研究所所長としては、医学と刑法、正当化と免責、国際刑法など様々なプロジェクトを構築し、多数の研究成果を発表して国際的に大きな影響を与えることとなりました。
外国から客員教授として招聘されることも多く、当時の本学西原春夫教授との共催で行われ、アジアでは前例のない画期的なものとして評されたドイツ、東アジア刑法コロキウムのほか、全国各地の大学、研究機関において優れた講演を数多く開催し高く評価されました。
また、氏のもとには本学から多くの教員や卒業生が留学、訪問し、本学との学術交流に大きな関心を寄せ指導くださいました。マックス・プランク研究所と本学は歴史ある交流を続けており、本学比較法研究所と同研究所との間に学術交流協定を締結する際にも熱意あふれる寄与をくださいました。
本学はその多大なる功績を称え、2001年4月に名誉博士の学位を贈呈いたしました。
謹んでお悔やみ申し上げます。