早稲田の学生が「オンライン」で地域貢献
珠洲市×早稲田大学 地域連携ワークショップ2020開催
学校法人早稲田大学(東京都新宿区、総長:田中愛治)、石川県珠洲市(珠洲市市長:泉谷満寿裕)は、2020年8月5日より「珠洲市×早稲田大学 地域連携ワークショップ2020」を開始しています。
このワークショップは、地域が実際に直面している課題について、学部・学年が異なる学生たちがチームを作り、市長や自治体関係者、地域住民へのインタビューを通じて解決策を練り上げ、提案する実践型ワークショップです。
新型コロナウィルス感染症の影響を受け、従来実施していた現地でのフィールドワーク等は行わず、市長や自治体に向けて提案を行う最終報告会まで全行程をオンラインにて実施します。ウィズコロナの状況において、オンラインという新たな形式を通して、従来の常識に縛られないヨソモノ・ワカモノ視点による地域貢献を目指して活動を行います。
【実施概要】
・名称:珠洲市×早稲田大学 地域連携ワークショップ2020
・主催:早稲田大学教務部教育連携課、石川県珠洲市
・参加学生数:10名(5名×2チーム)
・活動期間:2020年8月5日(水)~2020年9月16日(水)
※スケジュールの詳細は次頁参照
【早大生が取り組むテーマ】
オンラインでつながる新しい場づくりを考えよう
~能登半島のさいはてで考える移住定住施策・関係人口づくり~
珠洲市の高齢化率は約50%と全国でもトップクラス。
市でも移住相談窓口の設置やUIターン者向けの様々な支援制度等、移住・定住を促進しているものの、自治体としての知名度はまだまだ低く、移住希望者に魅力を知ってもらう前に移住先の選択肢にすら挙がらないのが現状です。
一方で、アフター/ウィズコロナともいわれる新しい時代。世界、日本においてリモートでつながる関係が今まで以上に重要になってくるこのタイミングに、「オンライン」でいかに地域の魅力を発信するかがカギだと考えています。今回は、市長や地域住民に対するオンラインインタビューを通じて(現地でのフィールドワークは実施しません)、珠洲で暮らす人々とゆるく繋がり、珠洲の魅力を知り、「関わってみたい」・「住んでみたい」と思ってもらえる仕組みづくりにチャレンジいただきます。
【スケジュール】
オリエンテーション (オンライン) |
8月5日(水) | ・チームメンバー顔合わせ ・珠洲市役所担当者からの課題(テーマ)説明 ・今後のスケジュール確認 |
事前調査期間 | 8月5日(水)~ 8月中旬(予定) |
・学生による事前調査、提案の方向性確認 ・現地のインタビュー希望先(個人、団体、企業)の検討 |
現地の方々への インタビュー (オンライン) |
8月中旬~ 9月上旬(予定) |
・学生からの希望をふまえ、左記期間内にオンラインでの インタビューを実施 ・事前調査で検討した仮説に対する検証、仮説の再構築 |
市長懇談・ヒアリング (オンライン) |
8月19日(水) 10:00~11:30 |
・市長を囲んでの懇談・ヒアリング |
プレ報告会 (オンライン) |
9月2日(水) 10:00~12:00 |
・インタビュー、懇談・ヒアリングをふまえた提案内容の 報告 ・自治体担当者、大学職員が参加予定 |
最終報告会準備 | 9月2日(水)~ 9月15日(火) |
・プレ報告会でのフィードバック等をふまえた提案の最終 検証、ブラッシュアップ |
最終報告会 (オンライン) |
9月16日(水) 10:00~12:00 |
・市長、自治体関係者、地域住民の方々に向けて提案を発表 |
※スケジュールは変更の可能性があります
※取材日程、形式などは応相談。下記の問合せ先まで、ご連絡ください。
【地方創生と早稲田大学】
早稲田大学には現在約5万人の学生が在籍していますが、そのうち約1万5千人が1都3県以外からの学生、約7,900人が外国人学生(2019年度)と、日本において多様性やグローバル化が最も進んでいる大学の一つです。
地方から本学に入学し、卒業後、地元を含めた地方で活躍する。学生が本学の地域連携の取り組みや地方での生活を体験し、卒業後、U・I・Jターン就職や地方活性化に通じる起業等で地方に貢献する。このような人材の育成・輩出は、本学が担うべき重要な責務のひとつと考えています。
地方創生が国家的な重要課題として位置付けられる中、本学では国内外のさまざまな地域と連携し、地域課題の解決に取り組んでいます。
内容に関するお問い合わせ先
早稲田大学教務部教育連携課
担当:田中
電話:03-5286-8334
メール:[email protected]