多様な環境だからこそできることがある 本田桂子MIGA長官特別講演会

2018年4月13日に世界銀行グループ多数国間投資保証機関(MIGA)長官CEOの本田桂子氏による特別講演会が大隈講堂にて開催されました。

会に先立ち、司会の森田典正理事は、早稲田大学教旨の一つ「模範国民の造就」について紹介。1913年に大隈重信が、「一身一家、一国の為のみならず。進んで世界に貢献する抱負が無ければならぬ。」と語った事に触れ、「現在、国民は世界市民として世界益の為に活動しなければいけない。世界銀行とMIGAの取り組む世界の「極度の貧困の撲滅」と「繁栄の共有を促進」の実現に、早稲田大学は教育・研究活動を通じて様々な形で貢献していきたい」と述べました。

開発金融と日本の貢献と題した本田長官の講演では、開発金融、MIGAと世界銀行グループ、日本の貢献について語られました。
世界にはいまだ電気も衛生的な水も使用できない多くの困難な人々がいることに触れ、達成に向け国連と協力する「持続可能な開発目標(SDGs)」の取組を通じ、いかにそれらを解決していくかを述べました。その中で、具体的にインフラニーズとSDGsの達成の為に対応している方法、1.官営、公的資金調達 2.官営、民間からの資金調達 3.民間運営+ppps、民間からの資金調達 の3つを、タイ、ミャンマー、コートジボワール、ザンビア、エジプトなどの具体例を交えて、分かりやすく説明。官営の場合も、民間の知恵を活用していく事の重要性や、将来的には受益者負担が見込めそうな事業に関しては、民間からの資金調達を重要視していることも紹介しました。

MIGAは世界銀行グループ(IBRD,IDA,IFC,MIGA,ICSID)の一員として、SDG達成に向け、多大なるインパクトを与えており、政治リスクを初めとする、発展途上国と民間投資家の間に発生する可能性のあるリスクを保証する事で、民間投資家の発展途上国への投資を促進しており、その枠組みの中では、日本の企業や銀行が協力して貢献していることについても触れました。

1時間近くにわたって行われた講演の最後には質問が多く寄せられ、「MIGAのトップとして心がけている事とは?」と言う質問に対して、「色々な、国がある、考えもある、環境もある。そして、必要とされているものも違う。ドナーの求めることも多岐にわたる。そのすべてに応えたいが、最大公約数的にどのように進めるかはもちろん悩む。それらを、多国籍の集団で解決する事は、合意形成、コミュニケーション含め、非常に難しい。しかし、だからこそできることもある。その為には、産休や育休も含め、多様性を保つ努力をしていきたい。全員で互いにカバーし、協力しながら、高く難しい目標を達成したい」と、力強く述べ、盛況のうちに講演会は終了しました。
本学においても、多様性のある環境の中で教育・研究の連携を深め、世界に貢献する高い志を持った学生の育成に努めてまいります。

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