1月31日、早稲田大学は、山形大学、東京理科大学、滋賀医科大学と「起業家育成に関する大学間コンソーシアム連携協力に関する基本協定書」を締結しました。
山形大学、東京理科大学、滋賀医科大学と早稲田大学が、他31の協力機関とともに形成する「Skyward EDGE Consortium」では、地理的な多様性を含む特色のある国内外機関との連携により、国内外へのダイナミックなプログラム展開を目指しています。
東北に位置し、理工系の起業実績や地域連携に積極的な山形大学、近畿に位置し、医療系ニーズ・シーズを持つEDGEプログラム採択校である滋賀医科大学、MIT等との海外連携を活かした全学的な起業教育を推進し、地理的にも積極的な学生交流やイベント共催が期待できる東京理科大学との連携により人材・地域・専門などの多次元的新結合による先鋭的で総合力の高いプログラムの開発・提供を目指します。
協定調印式では、佐藤正志早稲田大学理事が協定概要を説明し、「この“Skyward”という言葉は4大学の頭文字、S=滋賀医科大学、Y=山形大学、WA=早稲田大学、RD=東京理科大学、を組み込んで命名しました。今回、本協定書と合わせて学生交流協定を締結し、2018年度より4大学間での単位互換を実施いたします。互いに行き来して学び合うことにより、多くの学生に起業マインドとスキルという翼を身に付け、世界という大空に向かって羽ばたいていってほしいと願っております」と、単位互換制度を契機として生じる学生交流により起業精神が一層育まれることに対する期待を述べました。
また、小山清人山形大学学長、藤嶋昭東京理科大学学長、塩田浩平滋賀医科大学学長がそれぞれ抱負と期待を述べ、最後に、鎌田薫早稲田大学総長は、「『Skyward EDGE Consortium』で展開する教育プログラムでは、『グローバルリーダー』、『地域貢献』を体現するアントレプレナー人材を文理融合で養成してまいります。このコンソーシアムが世界を惹きつけるアントレプレナー育成拠点となって、日本のベンチャー・エコシステム構築に寄与し、『失敗を恐れず、前進する起業文化』の醸成に貢献することを目指しています。本日の連携協力協定によって、山形大学、東京理科大学、滋賀医科大学の学生と本学の学生がともに学び合い、刺激し合うことになり、これによって各大学のグローバルアントレプレナー人材育成活動がさらに充実、発展していくものと確信しています」と力強く締めくくりました。
なお、本協定による単位互換制度を利用して他大学の科目を登録する本学学生向けの科目登録情報は、早稲田大学グローバルエデュケーションセンターのWebサイトで順次お知らせする予定です。