場所: 會津八一記念博物館 撮影: 2017/5/11
早稲田大学會津八一記念博物館では、5月10日(水)~6月17日(土)まで、「富田万里子コレクション長崎版画展」を開催しています。
当館では、画家であり本学校友でもある富田万里子氏より、長崎版画、西洋版日本関連古地図、陶磁器等、計223件にものぼる貴重な作品をご寄贈いただきました。これらは、富田氏がご自身の絵画のモチーフとして長年にわたり収集されたものです。当館では2013年より数回にわたる展示を実施しており、2014年には、「早稲田大学會津八一記念博物館所蔵 富田万里子コレクション目録」を発行いたしました。本展では、これらのコレクションの中から長崎版画を展示しています。
長崎版画は18世紀半ばから明治時代まで、長崎で制作され、販売されました。海外貿易が行われていた長崎に来港した外国人や外国船などがその題材となり、長崎を訪れる人々のお土産として人気を集めました。本コレクションの長崎版画はオランダ関連のものが中心となっています。
当コレクションの長崎版画は、現代において個人が集めたコレクションとしては、大変貴重なものです。現在、長崎版画のコレクションは神戸市立博物館、長崎県立歴史文化博物館のものが有名ですが、その他にまとまったコレクションは知られていません。
異国情緒あふれる長崎版画をこの機会にぜひご覧ください。ご来場お待ちしております。(や)
展示詳細
会期:2017年5月10日(水)~6月17日(土)
会場:會津八一記念博物館 1F 企画展示室
時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
※金曜のみ10:00~18:00(入場は17:30まで)
閉館日:日曜・祝日
入館無料
ギャラリートーク詳細
実施日時:5月25日(木)・6月1日(木) 15:00~15:30
※申込不要・参加費無料