場所: 會津八一記念博物館 1F企画展示室 撮影: 2016/10/25

1階の企画展示室が会場です

実物の埴輪が展示されています

3Dで甦る埴輪群像

はにわの里芝山町の紹介コーナー
會津八一記念博物館では、10月14日(金)~11月19日(土)まで「 甦る九十九里の埴輪群像-3D考古学の挑戦 -」展が開催されています。
千葉県横芝光町に所在する殿塚古墳と姫塚古墳は、古墳時代後期の前方後円墳です。早稲田大学の故・滝口宏名誉教授を中心に、1956年に地域ぐるみで発掘調査が行われました。姫塚古墳からは、160cmを超える大型の人物埴輪を含む40個体を超える群像が発見され、全国的に知られることとなりました。発掘された埴輪は、地元の芝山はにわ博物館で所蔵・展示されています。
2016年は、殿塚・姫塚古墳の発掘60周年にあたります。早稲田大学は、芝山はにわ博物館、芝山町立芝山古墳・はにわ博物館と共同で、「60周年事業」として学術シンポジウムや企画展示の開催を計画し、3年間に渡って準備をしてきました。この企画では、九十九里の埴輪の一部の展示や、三次元情報を活用した埴輪研究の今を紹介しています。併せて、はにわを活かした町づくりを進めている地元芝山町の紹介もされています。実物の「九十九里の埴輪」をじかに見ることのできる貴重な機会となっています。ぜひ「九十九里の埴輪」の魅力を堪能されてみてはいかがでしょうか?(や)