学生とともに創る大学の未来 Waseda Vision 150 Student Competition の軌跡

学生とともに創る大学の未来  Waseda Vision 150 Student Competition の軌跡

早稲田大学では、大学に対する学生からの提案を実現に結び付けるべく、「Waseda Vision 150 Student Competition」(以下、コンペ)を開催しています。このコンペは中長期計画“Waseda Vision 150”に関連していれば、どんなアイディアでも応募可能で、動画やプレゼン形式で学生から発案された取り組みは、主に上位入賞したアイディアを中心に、実際に本学の施策として実現しております。今年で5回目を迎えるこのコンペは、学生の意見が直接反映される唯一の機会といえるでしょう。

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予選審査を通過したチームが雌雄を決する決勝大会では、総長、理事などの審査員や多くの観客を前にして企画を直接プレゼンすることができるため、参加した学生にとっては、普段の教場での学びとは違った臨場感や緊張感を味わえる機会となります。そして何よりも、自らの企画が実現に結び付く喜びは、大学との連帯感や大学への愛着を感じられる経験となるはずです。

以下、コンペをきっかけとして実現した(もしくは実現に向けて検討中の)企画をご紹介します。150周年の早稲田をより良いものにするために。学生と共に創られていく早稲田の進化をご確認いただけます。

コンペがきっかけで実現、もしくは実現に向けて検討中の企画

【W Space:第1回大会金賞受賞「チームわせじょ」提案企画】

すでに多くの学生に利用されている学習スペース「W Space」もこのコンペの提案をもとに実現しました。3号館2階を皮切りに、7号館1階、19-2号館(共創館)と、W Spaceは拡大を続けています。学生同士の意見交換の場となるW Spaceでは、日々新たなアイディアが生み出されています。今年度のコンペに向けた企画もここで温められているかもしれませんね。

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【早稲田小劇場どらま館再建:第1回大会審査員特別賞受賞「チームシアター早稲田」提案企画】

本学OBで演出家の鈴木忠志がかつて活動拠点としてきた早稲田小劇場は、2012年10月、多くの演劇関係者に惜しまれながら解体されました。第1回コンペでは、1960年代以降、早稲田演劇の象徴として存在し続けてきたこの場所に小劇場再建を希望する提案が、審査員特別賞を受賞しました。現役学生からの切実な声を受けて2015年に再建された「早稲田小劇場どらま館」では、芸術監督に宮沢章夫文化構想学部教授が就任、こけら落とし公演に平田オリザ氏の青年団を迎えるなど、学生演劇のみならず早稲田の演劇文化発信の拠点として注目されています。

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写真:エスエス 担当/島尾望

【高校生なび:第1回大会審査員特別賞受賞「高校生なび」提案企画】

「高校生なび」は早大生の早大生による受験生のための企画です。在学生が自らの手で未来の後輩をサポートすることを目的としています。依頼があった高校を訪問したり、早稲田大学に来訪した高校生に対して、トークライブ形式で学生生活や学部の特徴、早稲田の良さを紹介しています。

【Web番組「学芸の杜」:第2回大会総長賞受賞「チーム学芸の杜」提案企画】

早稲田の魅力を学生目線で伝える、学生主体の情報発信Webサイト「学芸の杜」が誕生しました。

【女子学生目線の理工キャンパス改善:第2回大会銀賞受賞「理工ガールズ」提案企画】

より多くの女子学生に理工3学部に入学してほしいという想いから「理工ガールズ倍増計画」は生まれました。まずは理工キャンパス(西早稲田キャンパス)を女子学生がより快適に過ごせるキャンパスにしたい、と改善提案をまとめ、トイレ内の着替え台設置、学生目線の学生生活紹介動画の制作など提案の一部が実現しました。

【Uni. Shop & Café 125改装:第3回DCC賞受賞「Ascherie元気組」提案企画】

大隈講堂前にある「Uni. Shop & Café 125」が2016年3月、装いも新たにリニューアルされたました。このリノベーションにはコンペ入賞チームのアイディアが盛り込まれています。改装後に利用されたことのない方は、学生目線で改装された安らぎの空間に是非一度足を運んでみてください。

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【校友との連携強化:第3回校友会賞受賞「クラウド・アカデミック」、第4回決勝大会出場「田舎の西北」提案企画】

校友との連携強化を提案したチームと校友会が連携し、「先輩と語ろう!」というイベントを運営しています。

このイベントは校友会初の試みとして現役学生と若手校友が交流できる催しとなっており、学生の就職活動や進学、卒業後のキャリアや将来像について気軽に相談できるイベントです。2015、2016と2年連続で実施しており、それぞれの回には学生・若手校友が約100名づつ参加し、世代を超えて楽しく交流し、笑顔が溢れるイベントとなっています。

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【Student Diversity Center設置:第3回大会 総長賞受賞「ダイバーシティ早稲田」提案企画】

性的マイノリティ学生が安心して学生生活を送るための環境整備や、自らの悩みを相談できる場所の設置などを求めた提案「日本初!LGBT学生センターを早稲田に!!」が総長賞を受賞しました。学生からの切実な声を受け止め、大学生活全般において不利益を被りうる多様なマイノリティ学生の支援を実現するため、「スチューデントダイバーシティセンター」の2017年度開設に向け準備を進めています。

【キャリアセンター改革:第4回大会 総長賞受賞「AM1時50分」提案企画】

自身も就職活動中の3年生二人によるキャリアセンターの改革提案が前回コンペの総長賞となりました。就職活動だけではなく、キャリアに関する様々なトピックを学生同士で共有できるボランティア組織の創設、またその活動を早稲田キャンパスで実施できるような取り組みや、SNSを活用した情報発信など、キャリアセンターの様々な施策をより早大生に浸透させるための企画を2016年度中に一部実現予定です。

【早大生による留学生のホームステイ受け入れ計画:第4回大会 進取の精神賞受賞「チーム早稲田に住もう!」提案企画】

留学生との交流や日本での住まいを斡旋する目的で、早大生による留学生のホームステイ受け入れ計画が提案され、進取の精神賞を受賞しました。

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第4回コンペ決勝大会後の記念撮影

「第5回 Waseda Vision 150 Student Competition」実施要領

エントリー方法:

MyWasedaトップページ
-申請フォーム・アンケート
-申請フォーム入力
-「第5回 Waseda Vision150 Student Competition エントリーフォーム」

1次予選書類審査:

※本コンペは、早稲田大学校友会早稲田大学デジタルキャンパスコンソーシアム(DCC)の協力のもと開催しております。

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