ベルギーと日本の友好150周年を記念し、10月11日に「日本・ベルギー両国の大学総長/学長による学術会議(アカデミック・ラウンドテーブル)」を早稲田大学にて開催しました。
日本からは、本学を含め18機関・大学の学長クラスが集い、またベルギー側からも18機関・大学の学長クラスが来日しました。開会式では、本学鎌田薫総長による歓迎の挨拶に続き、文部科学省の岩渕秀樹高等教育局 高等教育企画課 国際企画室長による基調講演が行われました。その後、参加者は大学が直面している3つの課題(高等教育の国際化、大学と企業間での協力、博士の共同学位)について、各グループに分かれてディスカッションを行いました。更に、その後に行われた昼食懇談会には、ベルギー国マチルド王妃陛下もご臨席される中、午前に行われたディスカッションの結果について各代表者よりご報告がなされました。
過去の歴史を振り返りましても、ベルギーと日本の間でのこのような学長級の会議の開催は記録がなく、おそらく初めての取り組みと言えます。欧州でも日本でも、大学は更なるグローバル化に向けて一層の努力を続けている昨今ですが、今後の両国間の学術協力・学術交流を進めていく上で、本会議の開催は意義深いものとなりました。
<日本側参加機関・大学>
北海道大学、東北大学、筑波大学、慶應義塾大学、東京工業大学、東京藝術大学、一橋大学、早稲田大学、金沢大学、名古屋大学、大阪大学、関西大学、神戸大学、九州大学、福岡大学、宮崎大学、日本学生支援機構、文部科学省(順不同)
<ベルギー側参加機関・大学>
ARES、Belgian Nuclear Research Centre (SCK-CEN)、Ecole nationale supérieure des arts visuels de La Cambre、Flemish Higher Education Council (VLUHR)、FNRS、 Ghent University、Haute Ecole Léonard de Vinci、Howest, de Hogeschool West-Vlaanderen、ICHEC Brussels Management School、KU Leuven、KU Leuven Association、Université catholique de Louvain(UCL)、Université de Liège (ULg)、 Université de Mons (UMons)、Université de Namur (UNamur)、Université libre de Bruxelles (ULB)、Université Saint-Louis – Bruxelles、Vrije Universiteit Brussel (VUB)
また、翌日10月12日にはホテルニューオータニにおいて、ベルギー・日本間の合同調印式が行われ、本学はブリュッセル自由大学(ULB)と調印を行いました。フィリップ国王との写真撮影で会は締めくくられました。