「われ、レオナルド ダヴィンチとのありえない対話」上演レポート

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2016年6月24日(金)、早稲田小劇場どらま館で『われ、レオナルド ダ・ヴィンチとのありえない対話』が上演されました。すでにニューヨークやパリで上演されている本作ですが、イタリア文化会館早稲田大学文化推進部の協力により、早稲田での上演が実現しました。演出・主演を務めるマッシミリアーノ・フィナッツェル・フローリ氏は、ミラノとニューヨークに在住し、哲学や美術、音楽などを融合させた演劇作品で高い評価を得ています。「違う国で同じ公演はできない」とフローリ氏自身は語っており、過去には本作にコンテンポラリーダンスを取り入れたこともあるそうです。

今回の日本公演では、ダ・ヴィンチにインタビューをする記者の役として、三上由里子さんが起用されました。ミラノでチェリストとしても活躍している三上さんですが、今作では役者に徹し、ダ・ヴィンチの相手役をリアルに演じています。そして主役のダ・ヴィンチに扮するのは、もちろんフローリ氏ご自身です。ダ・ヴィンチの哲学を内包した難解で重厚な台詞や、数々の独白を見事に演じきったフローリ氏は、精緻を極めたメイクと衣装に身を包まれて、まさにダ・ヴィンチそのもの。三上さんの自然主義的アプローチとフローリ氏の大芝居が独特な化学反応を醸し出していた本作は、観客にダ・ヴィンチの哲学について考える機会を与えてくれました。

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